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森敦との時間
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森敦との時間

森富子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 綜合社/集英社
発売年月日 2012/08/24
JAN 9784777710133

森敦との時間

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商品レビュー

4

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2015/12/02

天賦の才を持ち、気が小さく、だらしなくも妙なところは几帳面な、老境に入った作家の姿。老いの日々の描写は生々しく、読んでいて苦しくなる。老人小説としても読める。ぼろぼろになりながらも、文章への執念は衰えない。そういう熱意が眩しく見えた。

Posted by ブクログ

2012/10/30

◆森敦が77歳で逝ってもう23年。 ◆2004年の『森敦との対話』(集英社)に続いて、弟子で養女の森富子が書いた貴重な森敦を巡る2冊目の著作。 ◆私が最初に読んだのが『意味の変容』(筑摩書房1984年、後にちくま文庫1991年、その後『意味の変容・マンダラ紀行』(講談社文芸文...

◆森敦が77歳で逝ってもう23年。 ◆2004年の『森敦との対話』(集英社)に続いて、弟子で養女の森富子が書いた貴重な森敦を巡る2冊目の著作。 ◆私が最初に読んだのが『意味の変容』(筑摩書房1984年、後にちくま文庫1991年、その後『意味の変容・マンダラ紀行』(講談社文芸文庫2012年)として刊行)という不思議な(!)縁。 ◆『月山』の芥川賞受賞を境にして森敦の身辺は激変した。本の打ち合わせや取材で来訪が耐えず、養女の森富子は出版社勤務のかたわら、食事の世話はもちろん来客の応接や執筆助手など、森敦のパートナー以上の存在となり、日々馬車馬のごとく過ごす。 調布のアパートも狭くなり、彼女は市ヶ谷に土地を見つけて、悪戦苦闘して書庫完備の家を新築。 引越しを渋っていた森敦も、いい眺望で今までより住みやすい新しい家を気に入るが、今までに増して来客を促し、テレビ・ラジオの出演や講演やエッセイの執筆依頼が急増するのにまかせる。彼のユーモラスな語り口は人気が出て、目の回る激忙を楽しむようにさえなり過密スケジュールをこなしていく。日常生活の中の気難しさはますます激しくなり、電話のかけ方にさえ苦情を言われ、新しく訪れる女性客と彼との親密な関係にも苦悩する。そういう情況のただ中に突然、彼が脳卒中で倒れてしまう。仕事は執筆だけに限定し、そうそうに入院したおかげでどうにか復帰できる。独楽鼠のような日常生活に疲労困憊しながら、『月山』に続く大作を切望する彼女の熱意 ・・・中断

Posted by ブクログ

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