ひみつのアッコちゃん オリジナル版 かがみの国のおつかいの巻(1)

赤塚不二夫(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2012/08/20
• JAN: 9784309273532

商品レビュー

2019/11/09

言わずと知れた天才・変人・奇人、ギャグ漫画の神様。
赤塚不二夫先生が少女漫画に挑んだ、赤塚ワールドの怪作。
少女漫画というよりは、
「なんとなく少女漫画っぽい赤塚作品」の域を出ませんが
1960年代の少女漫画を読んだことが無いからわからないけど
昔の少女漫画は実はこんな感じだったのかもしれない。

赤塚先生の得意なギャグ成分は他作品よりも極めて少なく
アッコちゃんがドジっ子であるが故の騒動や人情噺が殆どです。
笑おうと思って読む作品ではありません。

ところで、アッコちゃんは2話目でいきなり鏡を無くしますが
特に何のペナルティもなく再び鏡が手に入ります。
また、川の中に落として無くしてしまう話もありますが
鏡を渡してくれた鏡の国のおじさんが
泥だらけになりながらも代わりに探して持ってきてくれます。
おじさん、優しすぎない？

2013/05/12

“「よろしい その夢かなえてあげます!!」
「ええっ？ う、うそでしょ？そんなの」
「かがみの国にはうそつきはいませんよ
まず そのかがみにむかってなりたいものの名まえをさかさまにいうのです
かがみはなんでもはんたいにうつるので そういうのです」”
[P.16_かがみの国のおつかい]

「かがみの国のおつかい」
「テストの朝のできごと」
「のら犬とおるすばん」
「よう精とゆびわ」
「おせっかいな身がわり」
「火星人？モコちゃん」
「名探偵アッコちゃん」
「いなくなったミミ子ちゃん」
「メリークリスマス」
「なかなおり」
「こんばんはサンタだよ」
「カン吉くん家出する」

1巻目。
題名は知ってたけれど初読み。

“「あたしのもってるひみつのかがみ!
なんてすてきなかがみでしょう」”[P.167_いなくなったミミ子ちゃん]