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さよなら駐車妖精 創元推理文庫
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さよなら駐車妖精 創元推理文庫

ジャスティーンラーバレスティア【著】, 大友香奈子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2012/08/16
JAN 9784488575021

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商品レビュー

3

4件のお客様レビュー

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2013/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 取り付いた人に特殊な能力を1つ授けてくれる「妖精」がたいていの人に付いている街ニューアバロン。そんな街の高校生の主人公、チャーリーに付いている妖精は「駐車スペースがすぐ見つかる」という何とも微妙な代物で、チャーリーは事ある毎に妖精を追い出そうと努力するも……  タイトルに釣られてずっと読みたかった本です。大枠はアメリカ(+オーストラリア?)の学園物的なストーリーで、その上に(文字通りの)フェアリーテイルがかぶさっている感じ。妖精やそれに起因する日常のドタバタはなかなか上手く描かれていて、学園物のカートゥーンでも見ているかのような気持ちにさせてくれます。  一方でどことなく外部と隔絶され、不思議な雰囲気を漂わせている「ニューアバロン」という街そのものについて、部外者が色々と疑問を呈している割にはあまりその疑問は解明されなかったのは少し心残りではあります。  まぁでも、ちょっと見慣れない造語や何かはありますが、全体的に軽妙で読みやすく面白いファンタジーなのではないでしょうか。

Posted by ブクログ

2012/12/02

・ジャス ティーン・ラーバレスティア「さよなら駐車妖精」(創元推理文)を 読みながら、そして読み終はつて思つたことは、これも一種の妖精譚、フェアリーテイルであるのかといふことであつた。タイトルの 「駐車妖精」はパーキングフェアリーと読む。直訳だが、聞き慣れない妖精である。所謂妖精...

・ジャス ティーン・ラーバレスティア「さよなら駐車妖精」(創元推理文)を 読みながら、そして読み終はつて思つたことは、これも一種の妖精譚、フェアリーテイルであるのかといふことであつた。タイトルの 「駐車妖精」はパーキングフェアリーと読む。直訳だが、聞き慣れない妖精である。所謂妖精だとしても、この名前からして、妖精譚といふにはいささか違和感がある。駐車、車を駐めることと妖精に何の関係があるのか。ところが、本書巻末の付録の中に「知られている妖精のリスト」(366頁)なる一覧がある。これを見ると、実に様々な妖精がゐると知れる。以下、妖精省略でそのいくつかを記すと、男の子をみんなとりこにする、ベーコン、膀胱、猫、カリスマ、清潔な服、服のお買い物……とまあ、何か全く分からないような妖精が並ぶ。こんな中の一つが駐車妖精で主人公チャーリーに属する。正確には、いや、この物語の妖精学に於ける用語で「寄生する」(212頁)と言ふべきかもしれない。だから、妖精の王国があり、その妖精の女王がゐて……といふのとは違ふ。妖精はあくまで個人に寄生する。従つて、寄生主を変へる、換へることもできる。それ「でも幸運をもたらす小さな目に見えない生き物」 (331頁)ではあるらしい。チャーリーの問題は、彼女がまだ車の運転のできない14歳であり、従つていつも駐車場を見つけてくれる妖精など不要であるのみならず、そのせゐで車に乗せられてしまふのが度重なることであつた。車で外出する大人には実に重宝な存在なのである。ところがと言ふべきか、チャーリーの願ひはそんな妖精とさよならすることであつた。そのために彼女は車に乗ることを拒否して歩いてゐたのである。この物語の題名は正にそのことを言ふ。 ・そんなわけで、これが所謂妖精譚であるとすれば、相当に変はつてゐると言へる。いや、斬新と言ふべきかもしれない。従来の妖精 譚はフェアリーは当然として、ノームだとかゴブリンといふ類も必ず出てきた。もちろん姿を見せてである。ところがここにはゴブリ ンもノームもゐないし、フェアリーの姿も見えない。「小さな目に見えない生き物」であるがゆゑに、この妖精の存在を信じない人や 懐疑的な人もゐる。チャーリーの母は、彼女の「妖精がなんなのか最初に理解した」(32頁)人だつたが、父は妖精の存在を信じな い人であつた。ボーイフレンドは懐疑派である。この物語は「オーストラリアでもアメリカ合衆国でもない、架空の国の話で」、主要 舞台はスポーツ高校、時代は「たぶんすこし未来」(11頁)といふから、その舞台設定も珍しい。いや、やはり斬新なのである。だ からこそ、これも妖精譚なのかと思つてしまふ。逆に、これは妖精譚でなく、所謂青春小説とかヤングアダルト物とかとして読めば、 これまたちよつと変はつてゐて、それはそれでおもしろさうである。チャーリーが学校の罰点の嵐とそれによる試合出場停止や退学の 危機にもめげず悩みを解決していく顛末を描く物語、妖精の存在は気にしなければ良い。そんな学園物である。個人的にはできるだけ 妖精譚として読みたいと思ふ。しかし、何か無理がある。斬新すぎて私のイメージが合はないのである。私は昔風の妖精譚の好きな人間である。このアンドレ・ノートン賞受賞の真正ジュブナイル、ヤングアダルトは私如きが読む物語ではないのかもしれない。最近、この種の物語の翻訳がよく出る。比較的律儀につきあつてゐるが、かうなると妖精譚であると思ふことをやめ、ついでに読むこともやめる方が無難かもしれない。ジャスティーン・ラーバレスティアとはかういふ作家なのかと思ふ。お仕事妖精……。

Posted by ブクログ

2012/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チャーリーにはDWJのヒロインみたいに、いろいろ不運が重なって、その元凶はどうも彼女についてる駐車場妖精らしい。なんだかんだあってとにかく大団円。まあ、「あたしと魔女の扉」の著者らしいお話でした。えっ、彼女って「リヴァイアサン」のウエスターフェルドの奥さんなのね。世界は狭い!

Posted by ブクログ

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