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チューダー王朝弁護士シャードレイク 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/08/21 |
JAN | 9784087606485 |
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チューダー王朝弁護士シャードレイク
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チューダー王朝弁護士シャードレイク
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商品レビュー
3.1
10件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ヘンリー8世在位するイギリスが舞台。新教派の権力者クロムウェルに仕える弁護士・シャードレイクは殺人事件の犯人を突き止めるべく修道院に派遣される。 「ブーリン家の姉妹」を少し前に読了していたこともあって、裏表紙のあらすじを読んで即購入。作中の時間軸は、ではアンの死後に王妃の座に就いたジェーン・グレイが死去した直後。アンの密通相手として処刑された楽士マーク・スミートンの名前を登場人物一覧に見つけたときは、どう物語にかかわってくるのか非常に楽しみだった。 当時の世俗風俗が細やかに描写され、歴史を感じる読み物としては素晴らしいと思った。助手のマークの気取った服装から個性豊かな修道士たちの住まい、貧しい人々の暮らし、そして宗教改革の真っただ中に生きる人々の意識まで、遠いはるかなテューダー朝の姿を我々読者に鮮やかに見せてくれる。 登場人物もみな個性的に書かれ、人物描写も巧みな作品と言える。 その一方で、ミステリと思って読み始めると肩透かしを食らう羽目になる。特殊なトリック、アリバイ工作が出てくることはなく、作中の謎に頭を悩ませ、犯人を探る楽しみは本作にはない。 とはいえ、この本は裏表紙のあらすじでもミステリだとは名乗っていないし、視点人物と探偵が一致していたり、助手のポジションであるはずのマークと仲たがいをしたり、と伝統的なミステリの作法からわざと外れた書き方をしていることからも、ミステリとして云々は的外れな批判と言えるかもしれない。 次に、主人公の価値観を揺るがす事実について。正直言えば、現代日本の読者からすると共感はしがたい。主人公の立場からすれば驚愕の事実であり、信じられないことであったのだろうが、読者の立場からすると、別段驚くに値しない事実に過ぎないと感じてしまった。自明の事実と感じることに対して主人公が動揺していると、素直に主人公の心の動きを受け入れられない。 歴史ものとしては非常に楽しく読めたが、ミステリとしての期待は外れてしまった。登場人物の心情にもややついていけない点もあり、手放しに評価はできない。 次巻以降購入するかと言えば、正直悩みどころ。この著者からでなければ得られない要素もあるので悩ましい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ヘンリー8世の3番目の妃・ジェーン・シーモア没後のイングランドが舞台。クロムウェルが進める修道院解散の中で起きた殺人事件に弁護士・シャードレイクが乗り出す。まずまず面白かったけど、なんでこの長さになるんだろう?ちょっとまどろっこしい。この時代にムーア人の修道士がイングランドの修道院にいるって設定にビックリ。 あ、でも、ヘンリー8世の最初の妃ってキャサリン・オブ・アラゴンだし、当時のスペインってレコンキスタ後だし…。 訳者あとがきに「一般的日本人向けの時代背景」が説明されています。これ、ネタバレないし、冒頭にある方が親切。
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http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2015/02/book-c6de.html これが、1作目のよう。図書館で借りるのが良いかな。紙しかないし。
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