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恐怖学校伝説 小学館ジュニア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2012/08/16 |
JAN | 9784092307308 |
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恐怖学校伝説
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恐怖学校伝説
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商品レビュー
3
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
貴方が普段通っている学校に、怖い話はありますか?こちらの本では、学校を舞台にした恐ろしい話を5話紹介しています。でも、暗がりにいるお化けも怖いですが、その暗がりを作り出す人間の心がもーっと怖いですよ。 *** ずいぶん前に読んだ「恐怖学校伝説 絶叫怪談」の前の巻。前に読んだ本と同じく、人間の心の闇に共鳴した怪奇現象が周りの人間ないし、自分を襲うという怖さを持った話がほとんど。登場人物が小学生だからなのか、理性や外聞というものがなく、ひたすら直情的。 欲望に一度火が付いたらその望みが叶うまでまっしぐらでわき目もふらず突っ走っていく様はある意味でお見事である。とはいえ、中には胸糞が悪くなるような話もあり一気に読了すると、どっと疲れてしまった。 一番怖かったのは「死んでくれて ありがとう」(こちらの話は壮絶ないじめの描写から始まるので苦手な人は要注意) 受験へのプレッシャーから、ユキを寄ってたかっていじめるリカ、カナ、シホ、サエの4人。いじめは徐々にエスカレートし、暴力にまで発展する。やがて、いじめに耐えかねたのか首つりという方法で自らの命を絶ったユキ。イジメが原因なのかと罪悪感を覚えるサエであったが、遺書がないことと、他にも悩みはあったに違いないと口々に言いあって、その罪悪感を隅に追いやろうとした。しかし、イジメに加担していたシホがマンションから飛び降りたことを皮切りに、残されたリカ、カナ、サエにユキの復讐ともいえる恐怖が忍び寄る。 自分たちがイジメていたくせに、いざ自分の身に危険が迫ると悲劇性を主張する4人は最悪の一言。自分たちは悪くないと主張するために、罪を全く関係ない人間に擦り付けたり、責任転嫁したりしていてその往生際の悪さは天晴。 自分たちの事しか考えないというのはこのこと。こういった因果応報の話は好きだが、結末に至るまで人間の醜悪さをひたすら見せつけられるので、どうしても胸焼けがしてしまう。 これは過剰表現かもしれないが、最近の小中学生は怖いなー。
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