仕事は“6勝4敗"でいい 「最強の会社員」の行動原則50

出口治明(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2012/08/06
• JAN: 9784023311060

商品レビュー

2019/02/24

原則47 いつも好奇心に軸足を置く
◆面会やさまざまな招待は内容を問わず先着順に受けること。ただし、先約が日本関係のもので後から英国や諸外国からアポイントメントが入ったら、後者を優先すること。
◆パーティでは知人がいなくても最後まで会場に残ること。

原則48 やり抜いてから、次を考える
大切なのは周囲の人々の持つ多様な価値観を認めつつも、おもねることなく、正攻法を選ぶこと。

2018/10/08

近々ライフネット生命の出口氏の講演を聞く機会に恵まれたので、いくつか著書を読んでみようと。出口氏といえば、「直球勝負の会社」だが、あいにく最寄りの図書館になかったため、手近なところから。
仕事を進める上で、出口氏が気を付けていることを５０にまとめている。それほど真新しいことは書いていなかったが、ほとんど共感できるものであった。
印象に残ったのは、「上司の意見を尊重し、職務を全うする」の箇所。
上司と意見が合わず、おもしろくないと思った時、出口氏が思い出していたという、政治家で元警察官僚の後藤田正晴氏の言葉。
「『上司に言い負かされるようなら、自分が無能なのだと思え』
　これは後藤田さんが若手の官僚たちに伝えていたアドバイスで、その論理は極めて明快です。上司は業務範囲が広く、部下は狭い。その分、部下は、限られた範囲に集中して取り組んでいます。
　つまり、目の前の仕事（職務）に対しては、部下の方が上司よりも知識・情報をもっているはず。それでも上司を説得できないのなら、それは『自分に能力がない』といっているようなものだ、と。」

2015/11/10

20、30代に主眼を置いて書かれた本。生命保険会社に関わる方ではあるけれど、職種問わず使える考え方や行動を紹介して下さっていて非常に助かった。
また、個人的に職場で悩んでいることに対するヒント、これでいいんだ!って思って行動していることに対する方向性の確認などができたのも良かった。
まだ読み物でしか知らない人だけれど、穏やかな人だなあという印象。見習いたい。