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ドリーマーズ 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/08/10 |
JAN | 9784062773416 |
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ドリーマーズ
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ドリーマーズ
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
そろそろ三十メートル上方に浮かぶ会社に戻らないといけないと思いながら〔34:ハイポジション〕 「東京とパリとバンクーバーってなんか違うと思う?」「なんかって」「わからないけど。今までこんなすごいことなんで誰も教えてくれなかったの、って思うような決定的な違い」「なにそれ」 〔56...
そろそろ三十メートル上方に浮かぶ会社に戻らないといけないと思いながら〔34:ハイポジション〕 「東京とパリとバンクーバーってなんか違うと思う?」「なんかって」「わからないけど。今までこんなすごいことなんで誰も教えてくれなかったの、って思うような決定的な違い」「なにそれ」 〔56:クラップ・ユア・ハンズ!〕 たぶん今のわたしよりも小さかった小学生のころの幸太郎の後ろ姿が、うちの近所の建て売りが並ぶあたりをうろうろしているのが思い浮かんだ。でも、それと、幸太郎が思い出しているのとは、全然違う景色だと思う。〔86:夢見がち〕 「焼肉屋ってどのへんにあるの?」 鶴橋の駅を出て右。〔95〕 だけど、総合的には、わたしはうれしそうだった。〔212:ドリーマーズ〕 聞き返しながらも隣の競馬新聞のおっさんに気を取られているえみ子に、周りのものがどんなふうに見えているのか、私は知りたかった。えみ子の頭のうしろに、私の行ったことのない場所が広がっていて、えみ子は常にその場所の広がりと記憶を持ち続けたまま、わたしやおっさんや高島屋や信号機を見ているのだと思った。〔216〕
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山なし谷なし。真昼間に、鬼火がふわふわ漂う小川を緩やかに下るような感じ。私はこの本、大好きです。ただ、方言の壁があるなと思いました。大阪弁の自然なイントネーションと掛け合いのタイミングが、関西人である私の中では自然に流れて楽しめるわけですが、それがないと面白さが半減するような気も...
山なし谷なし。真昼間に、鬼火がふわふわ漂う小川を緩やかに下るような感じ。私はこの本、大好きです。ただ、方言の壁があるなと思いました。大阪弁の自然なイントネーションと掛け合いのタイミングが、関西人である私の中では自然に流れて楽しめるわけですが、それがないと面白さが半減するような気もして、なかなか読み手を選んでしまうかも。
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柴崎友香さん始めて読みましたが、めちゃくちゃ良かったです。 夢か現実かよくわからない曖昧な世界での淡々とした会話や、何気ない日常が読んでいてとても心地良かった。 他の作品も是非読んでみたいです。
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