ポジティブ心理学入門 「よい生き方」を科学的に考える方法

クリストファーピーターソン【著】, 宇野カオリ【訳】

• 販売会社／発売会社: 春秋社
• 発売年月日: 2012/07/26
• JAN: 9784393365205

商品レビュー

2023/08/06

 幸せな人のほうが不幸な人よりも成功している。→幸せになれる思考をしていた方が結果的に幸せになれる
 3つのいいこと法は幸福感アップと抑うつ感情低減に良い
 良いチームメイトになる。
 チームのことを第一に考えて目標に向かってどう前進していくかを考えることで元気づけられる
 様々な特徴における遺伝性
 遺伝を不変なものであると勘違いしてはならない。人の特性など様々な要因で増強はたまた減衰するものである
 効果的な5つのエクササイズ
 感謝の手紙を書いて渡す
 三つの良いこと
 最高の自分が発揮された出来事をストーリーにして一週間読み返す
 とっておきの強みを特定VIA-IS
 自分の嗜好性を知る→自分は快感とエンゲージ、勝利の追求が主な志向性。この三つが16点で意味の追求が11点と少し低め。しかし全体的に高得点であるのでいい傾向か
 困難なことはすぐに成し遂げられるが、不可能なことは少しばかり時間がかかる。　―アメリカ海兵隊の非公式標語
 熱意、感謝、希望、愛情といった「心の強み」の方が、向学心のような「頭脳の強み」よりも人生の満足度と強く関係している
 良好な結婚生活のためには、確実にポジティブな要素と確実にネガティブな要素の比率が5:1を上回っていなければならない。
 積極的-建設的な反応をする夫婦は素晴らしい結婚生活を送っている

2022/12/30

心理学初学者の自分にとっては少々難しい本だったが、ポジティブ心理学の考え方は色々学べることが多いと感じた。

私は本著で言うところの、長生きしない思考の持ち主だった（そういう自覚は前々からあったけど…）

本著に書かれていたエクササイズを実践したい。（できるかわからないけど…）
やはり重要なことは、

毎日悔いのないように生きる、
感謝の心を忘れない、
他者のためにできることをする、

ことなのかなぁと思った。

2022/07/31

今まで学んできた、初期のポジティブ心理学のまとめが、できたので、大変よかった。
皆さんの評価が、低いのは、本書が、決して易しい本ではないことによるのだろうと、思っている。
確かに、初学者が、いきなり読んでも、ダメだろう。
だいぶ、学んでいる人にとっては、これ以上の本はない。今までの勉強を、ふりかえることをさせてくれる、良い機会になった。
著者は、2012年に、惜しまれつつ、急逝したそうだ。残念なことこの上ない。
翻訳者が、ポジティブ心理学を、よく知っているかたなのは、いいことだけど、リュボミアスキーのことを「リュボミルスキー」と書いてしまっているところは、残念な点だ。