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兄 かぞくのくに
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2012/07/25 |
| JAN | 9784093863377 |
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商品レビュー
4.2
15件のお客様レビュー
「スープとイデオロギー」だけ見たのだが文体がまんま映画に出てきた監督の大阪のおばちゃん喋りだった。 心を病んだ長兄と全てを受け入れ「幸せ」に生きる次兄と底知れないものを抱え続ける三兄。失礼ながらまさに映画の題材のような兄弟だと思ってしまう。 このあとアボジは亡くなりオモニは認知症...
「スープとイデオロギー」だけ見たのだが文体がまんま映画に出てきた監督の大阪のおばちゃん喋りだった。 心を病んだ長兄と全てを受け入れ「幸せ」に生きる次兄と底知れないものを抱え続ける三兄。失礼ながらまさに映画の題材のような兄弟だと思ってしまう。 このあとアボジは亡くなりオモニは認知症になると思うとさらに切なくなる。 済州島で北朝鮮に傾倒することとなった両親の背景と向き合った今の心境も読んでみたい。
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「カメラを止めて書きます」の次に読了。 帰国事業によって日本を離れ北朝鮮に帰国した、著者の3人の兄の物語だ。それぞれに重い。 末の兄ケン兄の話の中で、北朝鮮である程度の地位を確立したケン兄(「中途半端なエリート」と著者は書く)の姿に読者として慄然とする。 国家と個人について、いや...
「カメラを止めて書きます」の次に読了。 帰国事業によって日本を離れ北朝鮮に帰国した、著者の3人の兄の物語だ。それぞれに重い。 末の兄ケン兄の話の中で、北朝鮮である程度の地位を確立したケン兄(「中途半端なエリート」と著者は書く)の姿に読者として慄然とする。 国家と個人について、いやでも考えさせられる。 参考にしたwiki(覚書として) ・「在日朝鮮人の帰還事業」 ・「平和条約国籍離脱者」内「日本のように単純に国籍を喪失させた措置は世界的には異例である」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
単行本の帯には「ドキュメンタリーストーリー」と書いてあって、小説ではなく著者の実体験をつづったものです。私のカテゴリに「ドキュメンタリー」がないので「ルポ」に分類しました。 著者は在日2世。父親が大阪の朝鮮総連の幹部で、4人兄妹の末っ子。年の離れた兄3人が、「帰国事業」で北朝鮮に帰った。 もう、この設定(いや、設定ではなく事実)だけで、なんと!!!!と、興味がわき、これは読まねば、と思って手にとりました。 なんて苦しいのだろう。日本では家族が北朝鮮に渡り、会えなくなった在日の人が「悲しい」ということすら不自由。その複雑な事情を赤裸々に語っているのだが、語れるようになるまでに相当な時間を要している。そして語った結果、著者は北朝鮮入国禁止になり、兄とは会えなくなってしまった。(それ以前は、朝鮮籍で朝鮮学校に通う総連幹部の娘、帰国者の家族ということで、万景峰号で何度か北朝鮮を訪問している。そのような行き来があるということもよく知らなかったので驚いた)。 私が社会科の教員になったのには、少なからず、大学のときに韓国の大学を訪問して朝鮮半島の歴史に興味を持ったことも影響している。その当時は(もう30年近く前だが)、南北はいつか統一されるだろうし、半島の多くの人がそれを望んでいるのだと疑わなかったが、年々それが困難になりつつある。そしてもう今や、南の若い人たちは統一なんて望まないのではないかとすら思えてくる。 この困難な状況を打開するのに、この方のように「本当のことを語る」人は絶対に必要なのだろう。 他の作品も絶対読もうと思います。映画も観よう。
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