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バースト! 人間行動を支配するパターン
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バースト! 人間行動を支配するパターン

アルバート=ラズロバラバシ【著】, 青木薫【監訳】, 塩原通緒【訳】

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バースト! 人間行動を支配するパターン

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2012/07/26
JAN 9784140815540

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商品レビュー

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2018/10/08

訳者あとがきより。 「…人間行動には、驚くほど普遍的なパターン―バースト―がみられる…。バーストとは、短時間に何かが集中的に行われ、その前後に長い沈黙の時間が存在するというパターンのことだ。このパターンが発見された背景には、われわれの行動はじつのところ「ランダムではない」という、...

訳者あとがきより。 「…人間行動には、驚くほど普遍的なパターン―バースト―がみられる…。バーストとは、短時間に何かが集中的に行われ、その前後に長い沈黙の時間が存在するというパターンのことだ。このパターンが発見された背景には、われわれの行動はじつのところ「ランダムではない」という、ある意味では当たり前のことが、近年、ようやくまともに取り扱えるようになってきたという事情がある。…そしてさまざまなデータに共通して現れたのは、ランダム性にもとづくポアソン分布ではなく、ベキ分布だった。」 一見何のことを言っているのだろう?と疑問に思うが、このような考え方が、ビッグデータの活用と密接な関わりを持っているとのことで読んでみた。

Posted by ブクログ

2016/09/24

前作「新ネットワーク思考」で"ベキ分布"の大家となった作者が、更に人間行動を支配するパターンを思索する模様を綴った本。科学者が新たな課題に目覚めそれを探求するプロセスを知るという意味では参考になるかもしれないが、全般的に難解で独りよがり感が強く、「もう少し研究...

前作「新ネットワーク思考」で"ベキ分布"の大家となった作者が、更に人間行動を支配するパターンを思索する模様を綴った本。科学者が新たな課題に目覚めそれを探求するプロセスを知るという意味では参考になるかもしれないが、全般的に難解で独りよがり感が強く、「もう少し研究が練れてから出せばよかったのに」と思わざるを得ない内容だった。"バースト"とは人間行動におけるあるパタン(何かが起こると連続的、飛躍的に起き、静まると次のバーストまではほとんど起きない)のようだが、これを理解させるための事例として作者の故郷であるトランシルバニアの英雄であるジェルジュ・セーケイの十字軍譚を別章的に使うのだが、これも話しになじみがなく複雑で成功したとは思えない。電子メールの事例の方がむしろ分かりやすかったので、こういう人間の行動パターンがあるということを理解してこの先、役立てていけばこの本を読んだ意味もあったということだろう。

Posted by ブクログ

2015/11/08

複雑系でお馴染みのべき乗則について、その根源を突き止めようと奮闘する研究者の書いた著書。人間の行動や社会に関する現象について、優先順位付け行動をモデルに入れてシミュレーションするとうまく説明できる、というのが結論。 内容自体は中世の十字軍にまつわる話、著者の研究に関連する逸話、...

複雑系でお馴染みのべき乗則について、その根源を突き止めようと奮闘する研究者の書いた著書。人間の行動や社会に関する現象について、優先順位付け行動をモデルに入れてシミュレーションするとうまく説明できる、というのが結論。 内容自体は中世の十字軍にまつわる話、著者の研究に関連する逸話、著名な学者のサイドストーリーなどが章ごとに織り交ぜられていて、面白いんだけど、流れをつかむのが大変。なんでこの話が?みたいな状態で読み進めないといけないので少し疲れる。というか、学者なのに妙に文才があって、ちょっとしたエピソードが活き活きと描かれていて、変に気が散ってしまう(いや、物語に集中してしまう?)。それと、具体的な数式なんかは注釈以外には一切出てきません。この辺は割り切ってる。最終的には、これらのストーリーは優先順位によってべき乗則に従う現象が見られた例とわかるのだけど、その辺の伏線が見えてくるのは後半でした。最後もぼやっと終わってしまうので、論点は見えにくいです。

Posted by ブクログ

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