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昭和の人(4) 新忘れられた日本人
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
発売年月日 | 2012/07/26 |
JAN | 9784620321394 |
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昭和の人(4)
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昭和の人(4)
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ノンフィクション作家・佐野眞一による自らの信念に従って骨太な人生を歩んだ「昭和の人」の50の物語であり、『週刊サンデー毎日』に掲載されたものをまとめたものです。『昭和』という時代が色濃く出ております。 週刊サンデー毎日に連載されている異色の人物伝の第4巻です。ここでは50の『...
ノンフィクション作家・佐野眞一による自らの信念に従って骨太な人生を歩んだ「昭和の人」の50の物語であり、『週刊サンデー毎日』に掲載されたものをまとめたものです。『昭和』という時代が色濃く出ております。 週刊サンデー毎日に連載されている異色の人物伝の第4巻です。ここでは50の『昭和』を生きた人間の物語が収録されております。昭和天皇のプロ野球天覧試合を裏で実現させた「正力ファミリー」の一人である野口務のエピソードに始まり、『東電OL殺人事件』の再審をめぐるゴビンダ・プラサド・マイナリと被害者である渡辺泰子をめぐる話。さらにはこの事件を裁いた裁判官。 さらには故北杜夫を取材に言った際、彼が筆者にハイネケンを勧め、自身はユンケル黄帝液を飲む場面や、長年躁鬱病に苦しんでいた北杜夫が超弩級の躁状態になったときには株と競馬に狂いに狂っていた時の話は衝撃を覚えました。その北の奇行を受け止め、見守っていく家族の温かさの後に控えるのは『柴田なくして正力なし』と言わしめるほどの関係であった『正力ファミリー』の中心人物でありながら正力松太郎と後に袂を分かった柴田秀利のまさに『影武者』と呼ぶにふさわしい働き振りが記されていて、今回もまた面白く読むことができました。 僕は一応『昭和』の最後のほうに属する世代ではございますが、筆者のように『昭和はよかった』というようなノスタルジーを覚えるということはあまりなく、『骨太な』生き方をした人々のことはリスペクトしつつも「物語が紡げなくなった」平成の世の中を生きていこうと思っております。
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