文学少女図鑑

萩原收【撮影】

• 販売会社／発売会社: アストラ
• 発売年月日: 2012/07/17
• JAN: 9784901203494

商品レビュー

2013/02/17

ブクログのtwitter情報で気になり、わざわざ都内某大型書店まで出向いて立ち読み。コンセプトが素晴らしい。（詳細内容はamazonに任せるとして）文学少女とは、「本」を読んでいる姿が美人な人。カフェとかで、近くの席で異性が読んでる本、気になるもん。ただ、本書はコンセプトは抜群だけど、現実がついてこず。表紙の女優なんてかなりハマってて読書光景見ただけで好きになりそうな雰囲気があるも、中身（読書内容）がスカ。語弊がありますが、本書と実経験から気づかされたことは、
① 読書好きな（“ちゃんとした”本を読む）女の子は世の中に少ない
② ①の中でも美人は少数
③ ①②の中で、自分と読書趣味があうひとはごくわずか

したがって、①②③を満たす文学女子と自分が出会う確率は皆無。
ぅぅｍ。リアルで読んだ本の感想を共有するってのは良いんだけどなあ。。
蛇足だけど逆の意味でブクログのすごさも同時にいま実感。

2012/12/06

私も本好きとして著者と同じ気持ちを抱いていました。カフェや電車の中で女の子が読んでいる本が何なのか気になってしかたがなかったのです。

この本はそんなニッチな知的好奇心を抱えた男子にはうってつけ。色々な女の子の読書の嗜好が収められた一冊になっています。

私ごとですが、以前電車のホームで電車を待ちながら本を読んでいた時、ふと隣を見ると大学生くらいの女の人が本を読んでいました。その本がちょうど私が読んでいるものと同じで、それが遠藤周作の「沈黙」だった時…震えました。

あぁ、なんというレビューを書いてしまったのでしょうか。。。

2012/09/09

コンセプトはよし。なのだけど。
僕は文学「少年」でもないので、出てくる本にあまりピンとこなかったのもあるけれど、本の方向がいまいち突き抜けていない。中森明夫さんの巻末のコラムからは、少し劣情を誘いつつも、本というオーラでそれを覆い隠す、というものにしたかったのかと思うのですが、ただ本を持っている写真になってしまっていて、もったいない。図書館とかカフェとかで、ちょっと遠くから盗撮気味に…というほうが、ウケるんじゃないかな。劣情か文学に、もっと振ったらいいと思った。