147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官

川瀬七緒【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2012/07/19
• JAN: 9784062178310

商品レビュー

2024/11/17

虫から犯人宛する趣向は斬新で、自分が詳しくない分野ということもあり楽しめた
ただ、虫の描写とはキモいけど。生理的にダメなのでしょうがない　90

2024/11/04

とても良く調べてあって、謎解きに関しても引き込まれるものがあった。
法医昆虫学に関しては、TVドラマのCSIシリーズなどで知っていて、そういう意味でも興味深く面白く読めた。
とはいえ、ミステリーとして後半になって新しい犯人が出てきたり、発行時の2012年ではあまり問題視されていなかったこともあってか、年の差恋愛と不倫を匂わせるものがあったりして、おそらくは時代の要請だったんだろうなあとは思いつつ、今となっては不誠実な展開にちょっとばかり苦笑を覚えたりした。シリーズになっているそうなので、続きを読んでみようと思う。

2024/10/11

　♪ゆけぇゆけぇウゥッジ！ハエのこウッジ～♪　ウ○ボール、ウ○茶がブクログで大人気です。人間が自然に還るとはこうゆうことなのかと、目の当たりにしました。食物連鎖ですね～。自然と虫が多めの、グロ悲しいストーリーでしたが、楽しく読みました。
　冒頭部分のグロさでいうと、わたしはウ○ボールよりも、○○体のさけめからベロンと飛び出た桃色の○○、のほうがグロかったです。
　みなさんのレビュー読んで、ウ○！ウ○！と書いてあり、もっとウ○ちゃんでてくるかなと思っていたら、少な目でした。『ハッチ』とか『マーヤ』レベルは望みませんが、もうちょっと登場してほしかった。そのかわり、強面「ハッチ」？が活躍してましたけど。

　法医昆虫学なんてあるの知らなかったです。科捜研の一部みたいに思えますが、虫は種類が多いし生態も様々なので専門性が高いんでしょうね。
　「法医」の「昆虫学」なんで読む前から死亡時刻は絶対推定するんだろうなと思ってましたけど、昆虫学者の赤堀涼子准教授のだした答えの正確さにびっくりしました。
　もし飼育するならウ○ちゃんのエサは何か知りたかったので、実験されててよかったです。ただ、疑問点としてウ○ちゃんたちは食べるエサの違いで生育スピードは変わるんじゃないの？と思うわけです。まさか人間をエサに使うわけにいかないので、その点補正されたんだろうか？と思いました。
　食生活がウ○ちゃんたちと同じ、レクター博士にもご意見をうかがいたいところです。
　わたしのそんな細かい視点はさておき、法医昆虫学者の赤堀さんの死亡時刻推定だけじゃない、昆虫たちに対する洞察がすばらしいミステリー作品でした。

　ウ○ちゃんだけでなく、作者の川瀬七緒さん小説の書きっぷりも楽しかったです。
　赤堀さんの登場シーンではラブコメ風フラグ立ちまくり、合間あいまに恋愛フラグを過剰にぶち込んできます。
　もうひとつ、川瀬さん、反健康主義なのかなぁ。ひとりの刑事さんは銘柄指定でタバコ吸わせるし、もう一人の唾液の多そうな刑事さんはアメ玉で砂糖摂取を推進、赤堀さんにも喫煙に賛同させてます。
　いわゆる体にいいものを全否定しつつ、長生きするぞみたいな、川瀬さんの意気込みを感じました。