塩田剛三の合気道人生

塩田剛三, 塩田泰久【共著】

• 販売会社／発売会社: 海鳴社
• 発売年月日: 2012/07/13
• JAN: 9784875252917

商品レビュー

2020/04/03

波乱万丈という月並みな言葉では語りつくせない武闘家の面白過ぎる人生の記録です。
戦中という厳しい環境にありながらも、合気道という己の芸に支えられながら、前向きに生きてきた姿が清々しい。
合気道という武芸が人との関係を築き、最終的には生活の柱となる過程がよくわかる。
しかし、すごい日本人がいるもんです。さらに塩田剛三が師と仰ぐ植芝翁の怪物振りは本書にはチラリと出てくる程度ですがおそらく想像を絶する達人振りだったのでしょう。
これを読めば、合気道をやってみたくなる・・はず。

最後に、本書の宣伝文句を紹介します。
神人・植芝盛平に師事し、戦中・戦後を自由奔放に駆け抜けた波瀾の人生を赤裸々に綴る。身長154cm、体重45kg という体格で各界からの挑戦や窮地を切り抜け、武の第一人者と謳われる。公益財団法人・合気道養神会の礎を築き、剛三亡き後もその技は引き継がれ、研究されている。合気道に限らず武を追究する者に、本書はおおいに参考となろう。