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東日本大震災詩歌集 悲しみの海
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東日本大震災詩歌集 悲しみの海

谷川健一, 玉田尊英【編】

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東日本大震災詩歌集 悲しみの海

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 冨山房インターナショナル
発売年月日 2012/07/02
JAN 9784905194408

東日本大震災詩歌集 悲しみの海

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2021/03/16

十年がたって、やっと向き合うことが出来るようになった。 慟哭の歌であり、鎮魂の歌だ。 世の中には、どんなに忘れたくても、決して忘れてはならない出来事というものがあるのではないか? 昔の人は、その記憶を土地の名などに残した。 そんな生き残るための知恵も、経済合理性の前で、いつしか...

十年がたって、やっと向き合うことが出来るようになった。 慟哭の歌であり、鎮魂の歌だ。 世の中には、どんなに忘れたくても、決して忘れてはならない出来事というものがあるのではないか? 昔の人は、その記憶を土地の名などに残した。 そんな生き残るための知恵も、経済合理性の前で、いつしか姿を消してしまった。 心に刺さる歌がなかったというのではない、それどころか、多くの歌に胸を打たれたが、今回は引用はしたくない。 万が一にも、必死で生きている人の邪魔などしたくないから。 同様の趣旨で、あえてネタバレ表示とした。 災害が起きるのは避けられない。 だが、災害の度に、沈んでいく多くの人々がいるとしたら、それはシステムの問題ではないか? あるいは、必ずやって来る災害に対して、あまりに脆弱なインフラしか築いていなかったとしたら、それは思想の問題ではないか? 歴史上、何度も大災害が発生している土地に、決して造ってはならないものを造ってしまうというのは、致命的なモラルの欠如ではないか?

Posted by ブクログ

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