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甘い罠 8つの短篇小説集 文春文庫
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甘い罠 8つの短篇小説集 文春文庫

アンソロジー(著者), 江國香織(著者), 小川洋子(著者), 林真理子(著者), 髙村薫(著者), 小池真理子(著者), 桐野夏生(著者), 川上弘美(著者), 高樹のぶ子(著者)

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甘い罠 8つの短篇小説集 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/07/10
JAN 9784167838041

甘い罠

¥220

商品レビュー

2.9

27件のお客様レビュー

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2022/12/12

8つの短編のうち、高樹のぶ子さんの「夕陽と珊瑚」が一番面白くて好きでした。 この先どうなるんだろうとハラハラしながら読んで、最後はそう来ますか!という驚きの結末が楽しかったです。 私の読解力では、正直なところ何が罠だったのか解らない短編もありましたが、高樹さんをはじめ初めて読む作...

8つの短編のうち、高樹のぶ子さんの「夕陽と珊瑚」が一番面白くて好きでした。 この先どうなるんだろうとハラハラしながら読んで、最後はそう来ますか!という驚きの結末が楽しかったです。 私の読解力では、正直なところ何が罠だったのか解らない短編もありましたが、高樹さんをはじめ初めて読む作家さんも何人かいらして読んでみて良かったです。 高樹さんの他の作品も、また読んでみたいと思いました。

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2022/02/14

うーん…表4にあるあらすじのような、 「恋愛小説から時代小説まで、8人8様のアプローチで女性の業があぶりだされる」ということは感じなかったし、 「甘く怖く、濃密すぎて苦しくなるような」話はいったいどこにあるのか?????何か別の本を買ってしまったのか?という印象。 ・そもそもよく...

うーん…表4にあるあらすじのような、 「恋愛小説から時代小説まで、8人8様のアプローチで女性の業があぶりだされる」ということは感じなかったし、 「甘く怖く、濃密すぎて苦しくなるような」話はいったいどこにあるのか?????何か別の本を買ってしまったのか?という印象。 ・そもそもよくわからない話 ・「甘い罠」というタイトルに沿ってないなという話 ばかりだなという印象。 私の読解力不足なのをさっぴいても、星1つでした。 豪華作家陣だけに期待しすぎたのもあるかな。

Posted by ブクログ

2021/07/02

✳︎ 甘い罠 8人の女性作家による短編集 贅沢な短編。 女が女であることを痛烈に実感させるような描写もあれば、性別などもはや超え、欲にまみれた人間の業を炙り出すようなーーー とにかく濃密で重苦しいけれどおもしろい。 蛾/江國香織 本当にこの人は、夢と現実の境目のような話を描く...

✳︎ 甘い罠 8人の女性作家による短編集 贅沢な短編。 女が女であることを痛烈に実感させるような描写もあれば、性別などもはや超え、欲にまみれた人間の業を炙り出すようなーーー とにかく濃密で重苦しいけれどおもしろい。 蛾/江國香織 本当にこの人は、夢と現実の境目のような話を描くことが得意だと思う。 熱に浮かされているような、靄がかかってよく見えない、そもそも自分が何を見たかったのかも、何を"見たくないのかも"わからない。そんな感覚にさせるのだ。 その日はすぐそこに存在する。(画像9枚目、10枚目) 告白/桐野夏生 悲しみの告白、甘い話には毒がある。それ以上に、何かを願ってはいけないことを願ってしまった、逆罰のような感覚を覚えた話。 唯一、女性がメインで登場しない作品 夕陽と珊瑚/髙樹のぶ子 含みなどはなく、淡々と進んでいく中で最後は、えっ?となるようなオチの短編。 欲にまみれて落ちていく人間の業の深さ… リハーサル/小池真理子 夫がいないうちに、女が家を出ていく話。 人は何かを捨てる時、自分の一部を捨てるような寂しさに襲われる。馬鹿みたいにむちゃくちゃでぐちゃぐちゃなのはだれ? ぜんぶ、捨てる。そこに正しさは必要ないのかもしれない(画像7枚目、8枚目) カワイイ、アナタ/高村薫 男の目線で描かれる、若い女を通した別の人生との邂逅。 読みながら、もしかしたら起きてしまうかもしれない"何か"に、胸がざわつく。 男には、瑞々しい春。女にとっては特定の年齢の男性から注がれたことのある、ある種の嫌悪と優越感の同居。生々しさが光る短編(画像4枚目、5枚目、6枚目) 天にまします吾らが父ヨ、世界人類ガ、幸福デ、ありますヨウニ/川上弘美 川上弘美の描く女性は、とにかく淡いのだ。"性"が穏やかに見え隠れする描写が上手い。 時代なのか、わたしは波頭その六の女だ。(画像2枚目)六だからか、関谷くんが言うてることをわかってしまう 『セックスってさ、一度しちゃうと、もうそれっきりでしょう』(画像3枚目) リハーサル/林真理子 最後まで読むと"何の"リハーサルなのか、"何が"リハーサルなのか が、わかって、ある意味ゾッとする。林真理子は、女として生きるている女を描くのが本当に上手いのだ。 そして独特の背徳感のようなものを読者に纏わせる… 巨人の接待/小川洋子 薬指の標本を読んだ時の感覚と似ている。痛みを伴うような、それでいてひっそりとした愛。愛の描写を婉曲的に表現していて、濃密。

Posted by ブクログ

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