- 中古
- 書籍
- 書籍
泡をたたき割る人魚は
定価 ¥1,430
990円 定価より440円(30%)おトク
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/07/09 |
JAN | 9784062177719 |
- 書籍
- 書籍
泡をたたき割る人魚は
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
泡をたたき割る人魚は
¥990
在庫なし
商品レビュー
3.4
13件のお客様レビュー
薫が人魚に変わっていく様が執拗な痛みを感じさせる描写で良かったです。 誰のものにもなりたくないから魚になることを望んだのに、完全に魚になってしまうと誰かの所有物になる。自由と恐怖は同時にやってきたけど、そうなんだと気付いたときにはもう戻れないのは怖いな。 女性は気持ちだけを欲しが...
薫が人魚に変わっていく様が執拗な痛みを感じさせる描写で良かったです。 誰のものにもなりたくないから魚になることを望んだのに、完全に魚になってしまうと誰かの所有物になる。自由と恐怖は同時にやってきたけど、そうなんだと気付いたときにはもう戻れないのは怖いな。 女性は気持ちだけを欲しがり、男性は現実を欲しがる島で。 初めて読んだ作家さんなのでこの1冊だけではわからないけど、嫌いではない空気でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小さい頃から魚になりたいと思っていた薫。 島にある家にはそれぞれ泉があり、その水は地下で管のように繋がっていた。 男たちと話すのは楽しくて、だけど恋人という関係に縛られるのは避けたいと思っていた。 願いをかなえてくれるおばあさんに、ついに魚にしてもらい人魚となった薫は、地下を流れる水脈を泳いで、各家にある泉から顔を出しては人間たちを観察していた。 金持ちの男の人の家に住み着くようになり、愛のない結婚をして、恋はしなかったものの、島に住み着くワニによって完全な魚となった薫。 自由の身となったのに、瀬戸くんの家の金魚鉢に入れられ、彼をずっと見ていることは出来ても、話すことも体を重ねることもできなくなった。 独特な、世界観。 人との距離感って難しいのかも。
Posted by
豊かな水源を持ち庭に自分の泉を持つ島で暮らす女性。数人の男の人とも親しくしていて、楽しかったりドキドキしたりするけれど、恋人にはなりたくない。ずっと魚になりたいと思っている・・・う~ん、分からない。 人魚はあれか、曖昧な象徴と言うか、絶対に結ばれることはないけれど交流は持ちたいと...
豊かな水源を持ち庭に自分の泉を持つ島で暮らす女性。数人の男の人とも親しくしていて、楽しかったりドキドキしたりするけれど、恋人にはなりたくない。ずっと魚になりたいと思っている・・・う~ん、分からない。 人魚はあれか、曖昧な象徴と言うか、絶対に結ばれることはないけれど交流は持ちたいというか? じゃあ泡は?なんで割るの? 別に抽象的な話が嫌いなわけじゃないけれど、意図するところがあるんだろうなと思いつつも、それが分からないというのはもやもやが残って苦手。 まず薫の心情が「あー何か分かる」と言う風に全くならない。複雑な女心を解しない私には合わない話だった。
Posted by