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明治洋食事始め とんかつの誕生 講談社学術文庫
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明治洋食事始め とんかつの誕生 講談社学術文庫

岡田哲【著】

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明治洋食事始め とんかつの誕生 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/07/12
JAN 9784062921237

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明治洋食事始め

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商品レビュー

4

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2024/08/21

資料が豊富でいい。 明治の富国強兵策で肉食が解禁された歴史からこの本は始まる。 日本人の食事にとって米がどれだけ重要なポジションを担っているかがよく分かった。 パンはあんぱんのように、あくまでおやつの菓子パンとして広まった。 パンを主食にするのではなく、米と味噌汁と合わせ、箸で...

資料が豊富でいい。 明治の富国強兵策で肉食が解禁された歴史からこの本は始まる。 日本人の食事にとって米がどれだけ重要なポジションを担っているかがよく分かった。 パンはあんぱんのように、あくまでおやつの菓子パンとして広まった。 パンを主食にするのではなく、米と味噌汁と合わせ、箸で食べれるとんかつ。言われてみれば、めちゃくちゃ日本人好みのおかずだなあ。 もともと渡来人が多くいた地域は、近江牛などの有名なブランド牛が多いというのは知らなかった。 作中に出てきた上野の精養軒など、今も続く洋食店に行ってみたい。

Posted by ブクログ

2020/05/30

パン食や肉食が明治時代に受容され、普及していく過程が、様々な資料を元に綿密に書かれていて、読み応えがありました。神戸ビーフは明治時代から有名だったとか、あんぱんの起源とか薀蓄も盛り沢山です。この本は文化史的な観点から書かれていますが、経済的側面についてもっと知りたくなりました。牛...

パン食や肉食が明治時代に受容され、普及していく過程が、様々な資料を元に綿密に書かれていて、読み応えがありました。神戸ビーフは明治時代から有名だったとか、あんぱんの起源とか薀蓄も盛り沢山です。この本は文化史的な観点から書かれていますが、経済的側面についてもっと知りたくなりました。牛肉の普及には時間がかかったとありましたが、意識の面だけではなく、牛肉生産は非常にコストがかかるので、所得の向上と余剰労働力の発生が必要不可欠だったのではと思います。次は、明治維新と経済をテーマにした本かな。

Posted by ブクログ

2018/11/18

文明開化のシンボルとして、明治天皇が進んで肉食を始めたという事実から話は始まる。西洋料理をそのまま導入する努力をしつつも、そこは日本人。コメを主食とするということを大前提に少しずつ工夫をこらす。おやつというアングルからあんパンを生み出し、コメに合う西洋料理としてとんかつという「洋...

文明開化のシンボルとして、明治天皇が進んで肉食を始めたという事実から話は始まる。西洋料理をそのまま導入する努力をしつつも、そこは日本人。コメを主食とするということを大前提に少しずつ工夫をこらす。おやつというアングルからあんパンを生み出し、コメに合う西洋料理としてとんかつという「洋食」を生みだした。 その背景にあるのは、今も昔も変わらない食に対する高い関心だ。肉食の導入こそお上からの思し召しだったのかもしれないが、それを自らの食の中に取り入れ、アレンジしたのは他でもない一般の庶民。こういう成り立ちを持つ文化の足腰は強い。四年前から料理教室に通い始めたワタシも「庶民の総力によって料理を作りつづける、世界でもまれな日本の食の文化」の一端の一端の欠片くらいを担わせていただこうかと、おこがましくも思っている。 明日の夕食は洋食にしよう。

Posted by ブクログ

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