1,800円以上の注文で送料無料
世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍
  • 1206-03-06

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

斎藤環【著】

追加する に追加する

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

定価 ¥1,870

220 定価より1,650円(88%)おトク

獲得ポイント2P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗到着予定:3/26(木)~3/31(火)

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

3/26(木)~3/31(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/07/02
JAN 9784041101162

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

3/26(木)~3/31(火)

世界が土曜の夜の夢なら

¥220

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.7

53件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/03/10

ヤンキーという存在が本質を持っておらず 定義を定めようのないものである。という指摘に頷くものの、学術的に論じる上で、定義を定められないのはいかがなのか?とも思った。 久しぶりに、このように引用元をきちんと示しているタイプの学術的な体裁を取った文章を読んだけれど、心理学を専攻する方...

ヤンキーという存在が本質を持っておらず 定義を定めようのないものである。という指摘に頷くものの、学術的に論じる上で、定義を定められないのはいかがなのか?とも思った。 久しぶりに、このように引用元をきちんと示しているタイプの学術的な体裁を取った文章を読んだけれど、心理学を専攻する方の文章の特徴は何なんだろう?などと考えながら読むのが面白かった。 自分自身、何故かヤンキー文化には興味を持っていた。 思春期にヤンキーに迷惑を掛けられた経験があるし、ヤンキーがヒエラルキーの上の方にいるのが受け入れられなくて、自分を認めるということが歪な形に歪んでしまっていた。 日本では、思春期のフラストレーションを文化や芸術に吐き出すことが下手なんだなあと思ったし 実は国そのものが受け継いできた文化というものをパロディーで、後世に渡していっているから、自分たちが日本らしさと思っているものも実はパロディーであって当初は亜流であったという指摘も面白い ヤンキーもパロディーがヤンキーらしさにいつしか変遷している 【メモ】 ヤンキーのほとんどが保守反動との親和性が高い 「欲望は他者の欲望である」とは、フランスの精神分析学者ジャック・ラカンが唱えた、人間の欲望は自発的なものではなく、他者が欲しがっているものを真似て欲する(模倣欲望)という理論 何をしたか?よりもどう生きたか? そうしたロールモデルをキャラに求めてしまいがちだ。 ◎芸能界的に立ったキャラとは? まず、内面よりも行動が重視されること。これは芸能人なのだから当然だ。彼らが何を考えているかはどうでもいい。彼らが何をなしたかが問題なのだ。ここで行動には「リアクション」も含まれる。状況に対する「反応」は、キャラの印象を決定づける重要な行動パターンなのだ。 欲望の形がはっきりしていること。わかりやすい価値観と、最大公約数的な欲望。屈折しすぎた飲望は、時としてキャラを萎縮させてしまう。わかりやすい欲望を持つことは、キャラ立ちにおいて大切な要素のひとつでもある。 業績よりもキャラが評価される →坂本龍馬、白洲次郎 ひたすら繰り返されるのは、とにかく自分の好きなことを、アツさと気合で、やれるだけやってみろ、という行動主義だ。以前取り上げた、「アゲ」を至上の価値観としていたギャルのカルチャーを想起しても良い。その一方で、全体の状況を冷静に判断し、緻密な予測と計算に基づいて行動するような姿勢は、一貫して軽蔑される。彼の言葉を借りるなら、判断よりも決断が大事、というわけだ。 反知性的とまで言えば言葉が過ぎるかも知れないが、おそらくこうした「感性に基づく投 企的行動主義」こそが彼の美学であり、そこにははっきりと「ヤンキー的リアリズム」が刻印されている。 社会は常に「クソッタレ」なもの、辛く厳しいもの、という認識で止まってしまう。それゆえ変えるべきは個人であって、社会のほうではないということになる。 海外の熱血教師モノと金八先生の決定的な違いは、生徒の向上をうながすものが、単なる教師との言頼関係のみならず、「詩」や「演劇」、あるいは「音楽」といった知的営為なのだ、という主張がなされている点だ。その背景にあるのは、自由で自立した個人であるためには、何らかの知的スキルの向上が不可分であるという言念ないし常識である。おそらくこれこそが、わが国における「熱血教師もの」に父けている視点ではないか。 生存戦略」としてこれほど強力な文化もない。何しろ彼らは、正統な価値観や根拠なしに、自らに気合を入れ、テンションをアゲてことにあたることができる。それどころか、彼らは場当たり的に根拠や伝統を捏造し、そのフェイクな物語性に身を製ねつつ、行動を起こすことすら可能なのだ。宗教的な教義によらずにこれほど人を動員できる文化は、おそらくほかに例がない。 橋下の魅力もまた「彼が何をしたいのか、どこへ行こうとしているのかがまったく分からない」ことに由来するのではないか。どこに連れていかれるかはわからないが、何かやらかしてくれそうな期待感。それこそが橋下人気の中核にある。政治不倡がかつてないほど広がった現在の日本において、政治家としての「橋下徹」が突出した存在になってしまうのは当然のことなのである。

Posted by ブクログ

2024/10/01

テーマが面白いからね、楽しく読める。 ただ著者自身が言っているように、この人の「ヤンキー」の枠が曖昧。多分とても「その手の界隈」とは縁がなかったひとなんだろぅな。だから、内容に凄く揺らぎがある。でもまぁ、やっぱ日本人ヤンキーが好きよね。ヤンキーがテーマってだけで面白く読んだ。

Posted by ブクログ

2023/07/13

『世界が土曜の夜の夢なら』 2023年7月5日読了 数か月前に『ヤンキー化する日本』新書を読み、その元になった著書ということで、ずっと気になっていた一冊。 『ヤンキー化する日本』が著者とゲストの対談形式であった一方、本作は複数の所謂「ヤンキー文化」を取り上げ、それらを考察して...

『世界が土曜の夜の夢なら』 2023年7月5日読了 数か月前に『ヤンキー化する日本』新書を読み、その元になった著書ということで、ずっと気になっていた一冊。 『ヤンキー化する日本』が著者とゲストの対談形式であった一方、本作は複数の所謂「ヤンキー文化」を取り上げ、それらを考察していく構成となっている。本作の方が論文調かつ引用も多いため、専門書に近い印象をもった。 本作は、2010年に初出の論考をまとめた本であるため、現在の社会を直接的に表しているかというとそうではないだろう。この10年を経て、ヤンキーやギャルの文化というのが下火になってきたように思う。これは私の一意見に過ぎないが、よりスタイリッシュさや軽さが求められ、良くも悪くも「無理をしない」現代に、「気合の入ったアゲアゲのスタイル」が合わなくなってきたのだろう。 しかし、そんな現在でも「ヤンキー文化」が根底に引き継がれていると感じるし、本書では「ヤンキー的なものに惹かれる人」が日本に1/3はいるとしている。そんな社会を生きる上で、「ヤンキー文化」を知っておくことは無駄ではなかろう。 前置きが長くなってしまったので、本書に関する重要なポイントだけ書き残しておく。 一番興味深かったのは、「ヤンキー文化の”中核に”「本質」というものが存在しないこと」である。 これだけ大々的に例示し、考察し、取り上げて来たにも関わらず、「本質がない」とはどのようなことなのか。やはり古事記に記される「いきほい」=「気合」「アゲアゲ」ということなのだと思う。現実主義、反知性主義ともあったが、私は「刹那的な生き方」なような気がしてならない。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す