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精神疾患と心理学
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精神疾患と心理学

ミシェル・フーコー(著者), 神谷美恵子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 1970/02/01
JAN 9784622023401

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2023/12/24

前半は精神病理に対する過去の解析・了解方法の分析で整理されているものの、後半に行くにつれ観念的になって解かりにくい。精神疾患の何を異常と捉えるか、あるいは何をもって疾患であると区別するのか、その辺りを社会学的・倫理学的・文化的などの視点で見ていくことの不条理さを皮肉っているのか?...

前半は精神病理に対する過去の解析・了解方法の分析で整理されているものの、後半に行くにつれ観念的になって解かりにくい。精神疾患の何を異常と捉えるか、あるいは何をもって疾患であると区別するのか、その辺りを社会学的・倫理学的・文化的などの視点で見ていくことの不条理さを皮肉っているのか? 「自己対自己の関係とは、人間が自分自身こそ真理の真理であるという根本的な仮定の下に真理を疎外して、自己対真理の関係の代わりに、すりかえてしまったもの」(p.152f)

Posted by ブクログ

2018/05/06

久しぶりにフーコーを読みたかったから。 精神疾患を生理学的、病理学的にアプローチすると、脳内伝達物質が欠如しているだとか過剰だとか、結果ケミカルな解決策になってしまうと思う。 ここではそうではなしに、どういった理由で精神疾患という状態になったのかを、出来事ベース、状態ベースでア...

久しぶりにフーコーを読みたかったから。 精神疾患を生理学的、病理学的にアプローチすると、脳内伝達物質が欠如しているだとか過剰だとか、結果ケミカルな解決策になってしまうと思う。 ここではそうではなしに、どういった理由で精神疾患という状態になったのかを、出来事ベース、状態ベースでアプローチする。 精神疾患というのは構造的なものであり、ある一部分だけエラーが出ていても、そのエラーをサポートするように他の部分が適応してしまう。 エラーだけを強引に治すと、他の適応していた諸部分がおさまらない。 エラーとその周辺をごそっと治すためには、逆に根本的に大きなスケールで見たほうが良いということらしい。 結果、人の頭で考えやすい、捉えやすいスケールで整理してみたという話。 フーコー初期の著作らしいが、こういったところにフーコーっぽさが出ていて満足である。

Posted by ブクログ

2017/01/10

1954年初版。フーコーが28歳の時の作品、彼の初の単著。彼はここで、身体の病理と精神の病をそれぞれ別物なのだと主張する。当時は「全体としての人間」の想定が至る所にあったらしく、まずフーコーはこの想定に挑戦する。そして精神の病の特異性を現象学の視座から&歴史的条件の分析から明らか...

1954年初版。フーコーが28歳の時の作品、彼の初の単著。彼はここで、身体の病理と精神の病をそれぞれ別物なのだと主張する。当時は「全体としての人間」の想定が至る所にあったらしく、まずフーコーはこの想定に挑戦する。そして精神の病の特異性を現象学の視座から&歴史的条件の分析から明らかにしていく、という流れ。 第1作目なだけあって、ここではのちに発展していく問題系の萌芽を様々に見て取ることができる。病と実存の問題は、後期フーコーにおける主体性の問題に似たものを感じるし、狂気の歴史的条件に関する記述はまんまその後の仕事につながっていっただろう、と。ただ主体性の問題が実存や現象学の語彙で語られていることに端的に現れているように、この時のフーコーは未だのちのフーコーではない。いったい何が変わったのか、その転回を他の著作と比べつつ考えてみたいなとおもう。とにかく読みやすいので、フーコー入門や精神医学入門にも良いのではないでしょうか?

Posted by ブクログ

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