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定本 見田宗介著作集(10) 晴風万里 短篇集
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定本 見田宗介著作集(10) 晴風万里 短篇集

見田宗介【著】

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定本 見田宗介著作集(10) 晴風万里 短篇集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2012/07/12
JAN 9784000284905

定本 見田宗介著作集(10)

¥2,255

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2021/04/06

著者の発表した短い論考やエッセイ、書評などの文章を収録しています。 石牟礼道子の『苦界浄土』と『天の魚』を論じた文章で、著者は「社会を読む」ということについての所感をつづっています。「社会を読む」とはなによりもまず、社会を生きる一人ひとりの人間の声に耳を傾けることであると著者は...

著者の発表した短い論考やエッセイ、書評などの文章を収録しています。 石牟礼道子の『苦界浄土』と『天の魚』を論じた文章で、著者は「社会を読む」ということについての所感をつづっています。「社会を読む」とはなによりもまず、社会を生きる一人ひとりの人間の声に耳を傾けることであると著者は考えます。むろん学問としての社会科学は、そうした人びとの欲望や打算や幻想のせめぎあいを分析し、それを存立させている社会の客観的な法則を解き明かすことが必要ですが、たんに客観的・抽象的な法則にのみ目を向けていては「魂のない社会科学」「死んだ社会科学」になってしまうと論じられています。 また本巻には、野口晴哉や竹内敏晴の身体論について論じた文章も収録されています。これらの文章には、学問としての社会学の臨界にアプローチし、いわば社会学の「内」と「外」をたえず往還しながら、社会についての考察を深めていく著者の社会学の方法論がうかがわれるように感じました。

Posted by ブクログ

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