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英雄の占星術師 はじまりの軌跡 ルルル文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2012/06/26 |
JAN | 9784094522259 |
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英雄の占星術師
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
続巻が出ていたことに半年近く気付けませんでした。不覚……!! それはさておき、今回は前巻から半年後。海の英雄と称えられる海軍少佐として、新政府代表モスの側近として存在感を増すアーツと、副官として裏に表に奔走する占星術師レヴィット、そしてそんな二人の心を捉えて離さないジュエルとエステラ。……あと、なにかと不遇なモス。 新政府に集い内部の改革に励む彼らに、西大陸の国家グリンダウから使者が訪れ、なにやら雲行きの怪しい外交が始まります。 表の人物と裏の人物を使い分けたり、スパイ的な要素があったり、同著者さんの『ルチア』を思い出します。 前巻は海戦シーンの描写にわくわくしたものですが、今回は主役二人の殴り合いのケンカです。著者さん、規模問わずドンパチさせるのが好きなんでしょうか(笑) 恋と政略と外交問題と、「泥沼」という言葉が似合いそうな要素満載ですが、そこは少女小説なので、綺麗な形で大団円。 悪い言い方をすれば、恋愛と大河をミックスした本格的な作品になる要素を持ちながらも、少女小説に甘んじて中途半端な出来に。 先ほど挙げたケンカのシーンにしろ後には引かずなんのためのケンカか不明だし、エステラの言動は説明不足。社会的背景の説明はしっかりあるし、庶民と中央政府両方にまたがるレヴィットの存在もあるのに、どうにも活かしきれない。 あと、ルネがすっかり目立たなくなったのも不満で、どうせならもう一回くらい華麗に海上の攻防をやらかしてほしかったり。 でも、ご都合主義な少女小説の中ではキャラクターを世界観にしっかり根付かせているし、読んでいても緊張感のある展開が本当に面白い。 もともと恋愛よりは政治色強めなストーリーを重視する傾向のある著者さんですが、その方向性を貫いてくれればと思います。 少女小説という分野ではなかなか難しいのかもしれませんが……。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2巻目最終巻。 1巻に比べて、とんとん拍子にはことが進まなくて、二人の焦りが伝わってくるようです。小物なはずのウェズリーも復活してきてます。(最後にはちゃんと裁かれてましたけど) アーツとエステラの仲もちょっと雲行きが怪しい感じになってて、アーツはこれまでなんか真剣みが感じられなかったんですけど、大人の苦悩っていうか、こういうのもいいかな。(レヴィットが奥手なぶん、アーツががんばってます。) レヴィットとジュエル姫の間は、お互いに恋心を自覚しながら、レヴィットはアーツにとってのモスを考えて一時身をひきましたけど、抑えきれない思いっていうのが、レヴィットとジュエル姫の両方にあって、モスがあそこでひいてくれてよかったです。 策略多めで重い感じでしたけど、十分楽しめました。
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もっと続くのかと思ったけど、2巻目で完結。綺麗にハッピーエンドで終わったなぁ、と。 1巻目と変わらず登場人物が魅力的で楽しかった。
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