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恵庭OL殺人事件 こうして「犯人」は作られた
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本評論社 |
発売年月日 | 2012/06/20 |
JAN | 9784535519107 |
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恵庭OL殺人事件
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恵庭OL殺人事件
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
この本を読む限り被告は実行犯ではないだろう。では誰が何の目的で犯行を行ったのかを推測できる内容だ。しかし証拠が無い。逮捕から判決まで、司法関係者に何らかの圧力がかかっていたのだろう。ニッポンの裁判(講談社現代新書)を合わせて読むとよい。
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北海道恵庭市で実際に起きた殺人事件の裁判記録。この事件はすでに2006年、最高裁が被告側の上告を棄却したため刑が確定している。本書は事件を担当した主任弁護士によって書かれているため、要旨としては警察の初動捜査の甘さや被告人に動機がない事の指摘など、いわゆる“冤罪”を訴える内容とな...
北海道恵庭市で実際に起きた殺人事件の裁判記録。この事件はすでに2006年、最高裁が被告側の上告を棄却したため刑が確定している。本書は事件を担当した主任弁護士によって書かれているため、要旨としては警察の初動捜査の甘さや被告人に動機がない事の指摘など、いわゆる“冤罪”を訴える内容となっている。 極々個人的な感想としては、これだけ直接的な証拠が無い事件でも、殺人罪が認定されるのかという驚きである。死体遺棄現場に被告人のタイヤ痕や足跡が無く、殺害現場とされる被告人の車に被害者の髪1本も無く、殺害方法や遺体の焼却方法もあいまいで、タオルで首を絞めたというのに防御創すら無いのだ。 確かに被告人は被害者に対して無言電話を200回以上かけたり、購入した灯油に関する不自然な供述など、不審な点は多々ある。でも可能性やレアケースの積み重ねだけで、一人の人間に殺人の有罪判決が下されてしまうという、日本の司法制度についても深く考えさせられる一冊となった。できれば検察関係者の主張も、併せて聞いてみたいものである。
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