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ジュゴン 海の暮らし、人とのかかわり 平凡社新書646
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2012/06/18 |
JAN | 9784582856460 |
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ジュゴン
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
浅い海で草を食む唯一の草食性哺乳類、海牛類であるジュゴンの本。「海に棲むムーミンだ」という記載の通り、みょ~んと伸びている、丸っこい顔が何とも言えず愛らしい。 本書の後半に、沖縄に棲むジュゴンの詳述があり、遠い南国の哺乳類のイメージしかなかったが、国の特別記念物に指定されているなど、知らないことが多く面白かった。2012年の古い本だったんですね、これ。 デカい体の割には脳が300gくらいしかなく、脳化指数(体重の0.66乗に脳の大きさが比例する)の予想される値から、0.38とかなり小さいらしい。草を食べて、息を吸うため上がってきて、普通にしていると沈み、また草を食べる、というぬぼーっと生きている感じがとても癒される。 ジュゴン・トリビアとして書いてあったわけではありませんが、へーと思った点は、 ・1日10時間くらい潜っているが、その平均深度は1.5m程度が7割 ・飼育下のジュゴンは2~5分に1回呼吸のため上がってくる。 ・深くて30mくらいは潜れるらしい ・肺のガス交換率は90%!(ヒトは3割) ・進化の道のりはゾウとか近く、イルカ・クジラとは別 ・メスの排卵周期は50日ほど。マナティはジュゴンより短く、28~42日 ・小腸と大腸の長さは生まれたときは同じだが、成長にするにしたがって大腸だけが長くなっていき、小腸の2倍になる ・後腸で消化吸収を行う後腸発酵動物。ウマやウサギと同じ。牛とは違う ・肉はおいしい だから、天敵は人間なんですね。乱獲や海草(ワカメなどの海藻とは違い、海に根を張る植物)の環境破壊、加えて漁での混獲が問題で、個体数が減っているようです。 水生の生物の研究はなかなか難しいので、是非継続して頂きたいと思いました。
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辺野古の埋め立てには反対 ジュゴンの棲む場所がなくなるから。 けれど、環境も大切だけれど人の暮らしも大切だと思う。 米軍基地の問題とからめて考えると、 簡単に、辺野古、ジュゴンと言えなくなってしまう
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ジュゴンの保護を声高に言う本ではなく、ジュゴンってこんな生き物なんだよ、可愛いでしょ、という本。個体によって食べ物の好き嫌いがあったり、交尾がちょっと変わっていたり、たしかに結構可愛い。 保護が必要という背景を持ちながら、可愛いで、魅せる。水族館の展示と同じような意味合いの本、と...
ジュゴンの保護を声高に言う本ではなく、ジュゴンってこんな生き物なんだよ、可愛いでしょ、という本。個体によって食べ物の好き嫌いがあったり、交尾がちょっと変わっていたり、たしかに結構可愛い。 保護が必要という背景を持ちながら、可愛いで、魅せる。水族館の展示と同じような意味合いの本、ということかな。でもそれは、ジュゴンだけでなく、あらゆる生物に対して抱かなければならない気持ちなんじゃないかな〜と、少し燻った気持ちになります。
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