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科学哲学講義 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/06/07 |
JAN | 9784480066701 |
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科学哲学講義
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商品レビュー
3.5
12件のお客様レビュー
アドラー心理学は日本でブームを巻き起こし、その後も根強い人気があるようだが、反証可能性の観点からは擬似科学という事になるらしい。なら、日本人の多くは擬似科学を信じ込んでいるという事になるし、「科学的な判断」ができない民族・国民性という事になってしまうが。ポパーの反証可能性がアドラ...
アドラー心理学は日本でブームを巻き起こし、その後も根強い人気があるようだが、反証可能性の観点からは擬似科学という事になるらしい。なら、日本人の多くは擬似科学を信じ込んでいるという事になるし、「科学的な判断」ができない民族・国民性という事になってしまうが。ポパーの反証可能性がアドラーとの対話の中から生まれたというのは知らなかったので勉強になった。 コロナ騒動によって、様々な専門家(科学者?)が諸説を展開し、何か正しくて何が間違っているのかの判断ができない状況になっている。天動説か?地動説か?の議論なら人が死ぬ事はないから幾らでも好きなだけ議論をすればよいのだろうが、今回のような感染病が蔓延し、刻々と事態が悪化する中で「科学的な判断」を「正しく」する事は果たして可能なのか?そもそも専門家と称する科学者達は、この大学生の入門的な新書レベルの内容を理解しているのか?理解しているなら、なぜここまで意見が割れて、判断が遅れ、事態が悪化していくのか?しかも日本に限った事ではなく、世界中で生じているのはなぜなのか? これらの疑念が沸き起こるわけだが、そこには単なる科学(哲学)的な論理性だけではなく、やはり政治(社会)的な要素が関係しているのではないか?よって、科学と政治(社会)の関係性を紐解いていく必要があると思うのだが、本書にはそういった言及がないのが残念である。そもそもそういった事は著者のカバー外だろうし期待する事に無理があるんだろうが。
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野家氏による科学哲学入門書『科学哲学への招待』と比べるのはやや酷かもしれないが、凡庸という印象。トピックはある程度網羅されているし説明もわかりやすいのだが、上位互換の入門書があることだし…という感じ。新書なので安いのが利点。
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科学的根拠とか科学的説明といったとき、それは客観的に正しい主張であるという意味が含まれていると思います。 物理を学んでいるうちに、物理学は「タダシイ」と思われているらしいけど、正しいってなんだ?と思いこの本を取りました。 僕らはある主張についてそれは科学的か非科学的か日々なんと...
科学的根拠とか科学的説明といったとき、それは客観的に正しい主張であるという意味が含まれていると思います。 物理を学んでいるうちに、物理学は「タダシイ」と思われているらしいけど、正しいってなんだ?と思いこの本を取りました。 僕らはある主張についてそれは科学的か非科学的か日々なんとなく判断しているわけなので、科学的な主張にはなんらかの構造、型があってそれを知っているはずです。するとそれらを具体的に知りたくなるわけです。 そういう期待で読んで、扱っている内容自体はこの期待に沿って書かれていました。 内容ですが、 法則性、因果性、道具主義、量子力学の解釈、パラダイム論等、多岐にわたって「ざっくり」書かれてあります。これだけたくさんの見解を一冊にまとめているわけですのでそれぞれの話題で説明に不満が残るのは当然でしょう。科学哲学の様々な見解を知るためには良い本です。 ある命題について、それが科学的である根拠と同時に科学的とはいえない根拠を提示し、結論としてどちらともいわずに終わる。という感じで繰り返して進んでいきます。読んでいていもやもや感が残る本ですね。 一番興味をそそったのは、エントロピーを切り口に僕達が未来についての記憶を持っていないことを説明を試みているところでした。
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