「感情の整理」で得する人 損する人

和田秀樹【著】

• 販売会社／発売会社: 新講社
• 発売年月日: 2012/05/26
• JAN: 9784860814373

商品レビュー

2017/12/20

◆常に今の損得を考えよう
・一番好きな人を遠ざけてしまうのはこんな人
つまらない悩みにとらわれて目の前の相手と向かい合えなければ何も得られない

・起こるなら怒ってもいい　それで得することもある

・短気は損気を思い出してください

・かっかする人はレベルが低い人だと思われてしまう

・今楽しい人が本物の幸せに近づいていく
そのときに楽しければ満足する人は幸せを意識しなくてもプラスの感情が生まれる

◆損したことより得したことをカウントする
・いい感情は物事のプラスに気づきやすい

・その思いは自分で勝手にふくらませたものです

・先入観から抜け出すとリラックスできる

◆感情はマイナスプラスを繰り返す
・感情は日々流れているから元気になれる

・いつも上機嫌でなくてもやっていける

◆損な性格とは
・損な性格な人がいるから世の中成り立つ

・私だからできるんだと思えば自信がつく

◆感情の整理ができる大人の知恵
・腰の低い人にこそ人は誠実に対応したくなる

・結局機嫌がいいのはコシが低くリラックスしている人

2014/11/12

今までの心理ものにはないアプローチの提供で単純に面白い。
感情を「得する」「損する」でコントロールする。
著者のおばあちゃんが大阪商人で他人にあたまを下げたところで「1円も損しない」ということが発想の大本にある。つまらないプライドよりは損得勘定。これが本書全体のテーマ。

あと読んでいて気になった点は、
・気晴らしのコツは駄目でもともと。ｐ118
・結局、機嫌がいいのは、腰が低く、リラックスしている人ｐ162

そして、感情を損得でコントロールしようと本書の大部分をさきながらも、最後のまとめ部分では、損得もあるけれども感情を解き放つことの大切さ、だということ。

2013/05/01

感情は流れている。落ち込むことや腹をたてることがあっても、ちょっとしたことで晴れる事が出来る。
悪感情は、損する。いつもこの感情はプラスになるかマイナスになるか考えてみよう。
嫌いな人の良いところを探して、それを知っているのは自分だけ知っていると思うことも得なことでは？
得したことをカウントしよう。
他人を論破しても自分が損するだけ。いくら自分の意見が正しくてもそれを他人に勝ち負かすと反感を買う。