朝鮮半島問題と日本の未来 沖縄から考える

姜尚中【著】, 沖縄大学地域研究所【編】

• 販売会社／発売会社: 芙蓉書房出版
• 発売年月日: 2012/05/24
• JAN: 9784829505571

商品レビュー

2014/06/30

在日は朝鮮戦争で潤ったが、祖国が争っていて泣いていた。
アメリカと対等の関係を構築いしょうとすると焦って、大騒ぎするのが韓国、日本、イスラエル。
ヨーロッパはどんな危機になっても軍事衝突は起こらない。

2012/08/16

東大の姜尚中氏による講演会の内容をおこしたもの。
講演会で話したことをそのままおこしているということもあって、とても平易でわかりやすかった。姜氏の考え方・主張も多いに共感できた。
沖縄から考えるという副題があるが、本書には沖縄での講演３つの内容が盛り込まれている。竹島や尖閣諸島など周辺国との領土問題が噴出しているが、それらは全て沖縄（の基地）に影響を及ぼす。朝鮮半島での出来事は決して他所のことではないと強く主張している。そして、六カ国協議の重要性を繰り返し述べている。
日本本土の地方（基地のある沖縄や原発のある東北）に対する切り捨ての考え方や、日本とドイツで何故このように違うのかといったことなど、興味深い話がいっぱいあった。
昨今は領土問題などで安易なナショナリズムに走る発言や報道が散見されるが、冷静に情勢を見て大局的な判断が必要なのだと痛切に感じる。