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困難を乗り越える力 はじめてのSOC PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2012/05/17 |
JAN | 9784569805177 |
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困難を乗り越える力
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退職祝いで友達からもらった本です笑 困難を乗り越えるためにはSOC(sence of coherence、首尾一貫感覚)が肝要だというのが主張。SOCは、把握可能感(わかる感)、処理可能感(できる感)、有意味感(やるぞ感)の三感覚から形成されているらしい。 読んでみて、書いて...
退職祝いで友達からもらった本です笑 困難を乗り越えるためにはSOC(sence of coherence、首尾一貫感覚)が肝要だというのが主張。SOCは、把握可能感(わかる感)、処理可能感(できる感)、有意味感(やるぞ感)の三感覚から形成されているらしい。 読んでみて、書いてあることはごく一般的な話という感じ。新書ってケーススタディになっちゃうとつまらない。もう少し理論がほしかった。 でも、今後のライフスタイルや職業選択の際には少し参考にしたくなった。SOCを感じられるような仕事や働き方を模索したいなあ。それをしなかったのが就職を失敗した原因なので…
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困難を乗り越える力の事を、専門用語で「Sense of Coherence」。 略して「SOC」と呼ばれている。 私が困難な状況だからといって、この本を手に取った訳ではないが、 タイトルを見て、本一冊読んでその力が付けば儲け物だろう思ったのだ。 「SOC」とは次の三つの...
困難を乗り越える力の事を、専門用語で「Sense of Coherence」。 略して「SOC」と呼ばれている。 私が困難な状況だからといって、この本を手に取った訳ではないが、 タイトルを見て、本一冊読んでその力が付けば儲け物だろう思ったのだ。 「SOC」とは次の三つの感覚からなっている。 1、把握可能感(できる感) 把握可能感とは、自分の置かれている状況を理解できている、 または今後の状況がある程度予測できると思える感覚のことである。 大変な事が起きても、この感覚があれば動揺しにくくなるというもの。 2、処理可能感(できる感) 処理可能感とは、ストレスをもたらす出来事に対して、 自分にはそれを処理する為に必要な人やモノ等の 「困難を乗り越えるときに使える資源」があるから、 「なんとかなる」「なんとかやっていける」と思える感覚のことである。 3、有意味感(やるぞ感) 有意味感とは、ストレスをもたらす出来事を 「これは自分にとっての挑戦だ」 「これを乗り越えることは人生に必要なことだ」と信じ、 日々の営みへのやりがいや生きる意味を見出せる感覚のことである。 この三つの感覚を軸にして、 色々な困難に遭遇したときの対処法について書かれてある。 例えば、何か失敗したとき、信頼できる相手が居なくて相談できない場合、 前向きな人と出来るだけ長時間の間過ごす。 話す相手が居ないなら日記に書く。 忙しいときには、身体からメッセージを感じる様にして、病気を防ぐ。 道に迷ったときは「自分は余命3ヶ月」と告げられたとしたら その期間に何がしたいかを考えてみる。 こういったヒントが沢山散りばめられているので、 この本を読み、宝探し感覚で必要な言葉とかを探してほしいと思う。 また、自己啓発とSOCの違いについては、 自己啓発は「もし現状に不満があるのであれば、まずあなたが変わりなさい。 変わるときっといい未来になりますよ」というメッセージを伝える事が多く、 生活世界と比べて自分の存在や能力は優位にあるという確信や、 自分に対する信頼に光が当たっている。 一方、SOCは「あなたはこの世界でたったひとりしかいない 素敵な存在なのだから、今のあなたでいいんです。 もし現状に不満があるのならば、自分やまわりを冷静に見てみましょう。 今の困難を乗り越えるための資源となるような情報や考え方、 人やサービス等はありませんか?あなたを支えてくれる資源はきっとあるはず。 そうした資源に頼ったらいいのです。大丈夫、きっとなんとかなります」 といったメッセージを伝えることになる。 つまり、世界生活を構成する自分と、 自分の周囲の人々や環境等への信頼に光が当たっているのである。 この本ではこういう考え方で書かれてある。 確かに自己啓発を試みて失敗した人や、 自分から進んで行動できるような気力すら無くなっている人にとっては、 SOCの考え方のほうが安心できると思うし、優しいだろう。 私も自己啓発本をよく読んでいた時期はあったが、 なかなか行動に移すのは難しいものであり、 身になった事は少しの様に感じる。 今の時代に大事な「ネットによる自己PR力」については、 会社に頼らずに生きていく為の、自分を守る方法として使われているが、 それが、自分の首を絞める事になるとも書かれている。 それは本人は意識していなくても、 「ありのままの自分」ではなく、 「少しでも良い自分」を見せようとして、 いつの間にかそのギャップに、 本当の自分が駄目に感じていくというものである。 自分はそんな事無いと思っていても、 分からない間に蝕まれているかもしれない。 私はブログには人が見ても、 「こんな事どうでもいい」「こいつ馬鹿」「気持ち悪い」 と思われるような事を書いている。 それが自分であるから、 批判されようが無視されようが、 どうでもいいが、 やはり、コメントとかが入れば嬉しいものである。 しかし、その嬉しい感情というのもまた、 こういった、自己PRの危険な入り口なのかもしれない。 この本と自分の経験を通して考えてみると、 「困難を乗り越える力」というのは、 「自分さえ良ければいい」という、考えや生活から弱っていくものなのだろう。 自分にも当てはまる事が多々あるので、見直していきたいと思う。
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