貴公子ラッドの受難 彼が麗しの花嫁を迎えるまで コバルト文庫

我鳥彩子【著】

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2012/06/01
• JAN: 9784086016414

商品レビュー

2020/07/26

本編を知らなくても気軽に楽しく読める。絶対に万事上手く行く展開が簡単に想像出来ても、全く嫌みにならないのは希有だ✨

2013/03/27

4話構成です
田舎ものの彼が、身分違いの領主の娘のために、都会で一旗揚げ彼女の両親に結婚をゆるしてもらうまでの受難の道のりです。
そんな ばかな！あんた運よすぎだヨ〜〜！と、転がり突っ込みながら、様々なやっかいごとに巻き込まれながらも幸運を手にしてしまう男『受難のち幸運体質』の彼のサクセスストーリーは、子気味よく楽しかった
前半２話はコバルト掲載作品。後半2話は書き下ろし

http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2095.html

2012/08/22

農家の三男坊のラッドが貴族のお姫様に釣り合う男になるために都会に出かけ、わらしべ長者的に成功するってお話しですが、ラッドの性格が嫌味じゃないし、恋人のアーシャもラッドの受難体質を理解してて、おもしろかったです。

周りの人間も農民上がりのラッドに対して、非常に好意的で嫌ないじめなどもないし、ラッドの巻き込まれ方も結局はキューピッド役になってて、最後はみんなハッピーになってよかった。

最後のエシルの話は相手が花売りで、あとで貴族の隠し子だった事実がでてきて、身分的には申し分なくなりましたけど、大公の様子から、もしイクシアが貴族の隠し子でなくても、エシルから言われてたらOKしてそうな感じはしました。（エシルが先に進めないかもしれないですけど）

読後、なんかほんわかいい感じがしたお話しでした。
調香師エォンが出てくるという前作も読んでみたいと思いました。