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古典遊歴 見失われた異空間を尋ねて
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古典遊歴 見失われた異空間を尋ねて

前田速夫【著】

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古典遊歴 見失われた異空間を尋ねて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2012/04/27
JAN 9784582835441

古典遊歴

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2020/08/10

「私は本書で、主に古典作品が扱うトポス=異空間に着目して、それがどういう働きをしているか、つまり文学におけるトポロジー的な考察を中心に据えてみた」という一冊。 「場」から想起されるテーマ性と言い換えても良いのだろうか。数学的トポロジーというと、ドーナツとマグカップが同じであると...

「私は本書で、主に古典作品が扱うトポス=異空間に着目して、それがどういう働きをしているか、つまり文学におけるトポロジー的な考察を中心に据えてみた」という一冊。 「場」から想起されるテーマ性と言い換えても良いのだろうか。数学的トポロジーというと、ドーナツとマグカップが同じであるというような、かなり大雑把な理解しかしていないのだけど(笑) 本書では「窟」という空間と、村上春樹でいう「井戸」が、同じく死と再生を司る場として見出していることに繋がるのかもしれない。 「野」「泉」「竹」「渚」「道」……と、古典文学を取り上げながら、そこにどんな意味が見られるのかを分かりやすく説明してくれている。 現代は都市化され、こうした場の持つ力が意識されないようになってしまった。つまり、私たちが古典文学を読んだとて、そこに孕まれた何かに最早気付いていないのかもしれない。 けれど、そんな現代にあって、思い起こすと不思議な感覚を覚えた場もあるのではないか。 ここのところ、古典文学と現代文学の架橋について考えているのだけど、場の回復を志向するというのは面白い着眼点だなと感じた。

Posted by ブクログ

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