刺客 鬼役 二 光文社時代小説文庫

坂岡真【著】

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2012/05/10
• JAN: 9784334764159

商品レビュー

2024/05/18

登場人物は多少増え、時間も経ちながらも、基本的には短編集で一話完結していく。
毎回違う陰謀（悪党）が登場し、主人公を斬っていくあたりは「仕事人」等と同じ構図。

幕府内の世継ぎに絡む陰謀、さらには朝廷との軋轢も背景に取り入れながら複雑な権力の駆け引きの渦中で独立独歩を維持する主人公の矜持には魅かれる。

背景には江戸の四季折々の風俗も緻密に描きこまれており、楽しく読める。

2021/11/13

新たな主君がお小姓番頭　橘右近。でも、ただ無料で世直し殺人するだけ、だったらもう少しで飽きてくるかも

2018/03/04

ついこの間、鬼役一を読んだばかりである。
毒見役の矢背蔵人介が、暗殺役も務めてきたのに、指令役の若年寄長久保加賀守の指示に従って来たのだが、、、、
大身の旗本　望月左門が、次期老中を巡る政争にかかわり、自刃に迄追い詰められ、家屋敷は焼失迄してしまった。
その張本人は、蔵人介の指示役の加賀守と、判明し、成敗される。
出世への道は、中野碩翁であるが、その要望を、蔵人介は、断っている。
さてさて、第二巻は、、、、
又もや、難題ばかり、どのように、説いていくのか、、、
そして養母の志乃の活躍ぶりと、40年前の腕前の凄さが、刺客の鋭さの話に、少し面白さが、含まれていて、、、サクサクと、読めてしまった。
この調子で、第3巻を読まなくては、、、、