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スターリンの赤軍粛清 統帥部全滅の謎を追う ユーラシア・ブックレット
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スターリンの赤軍粛清 統帥部全滅の謎を追う ユーラシア・ブックレット

平井友義【著】, ユーラシア研究所・ブックレット編集委員会【企画・編】

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スターリンの赤軍粛清 統帥部全滅の謎を追う ユーラシア・ブックレット

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋書店
発売年月日 2012/04/26
JAN 9784864590396

スターリンの赤軍粛清

¥440

商品レビュー

3.5

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2016/02/16

スタ(これ以上は恐ろしくてとても言えない)の強烈な猜疑心を利用して「軍事専門家」への嫉妬心を解消する党官僚。 告発と粛清の無限連鎖。党、すなわち権力からの追放と復権をコントロールし、告発される側を不安に追い込み、荒唐無稽な「裏切り」を自白させるための拷問。 大粛清は決して「彼」一...

スタ(これ以上は恐ろしくてとても言えない)の強烈な猜疑心を利用して「軍事専門家」への嫉妬心を解消する党官僚。 告発と粛清の無限連鎖。党、すなわち権力からの追放と復権をコントロールし、告発される側を不安に追い込み、荒唐無稽な「裏切り」を自白させるための拷問。 大粛清は決して「彼」一人だけの責任ではない。

Posted by ブクログ

2012/09/06

『スターリンの赤軍粛清』は、「春事件」等、わりと知らない知識を補填してくれてはいたが、結論部分が微妙だった。あと、揚げ足取りにはなるが、機関の名称が若干いい加減だったのが気になる。じゃあどうして赤軍はドイツ軍に勝てたのか、という問題には答えられては居ない。 トゥハーチェフスキーの...

『スターリンの赤軍粛清』は、「春事件」等、わりと知らない知識を補填してくれてはいたが、結論部分が微妙だった。あと、揚げ足取りにはなるが、機関の名称が若干いい加減だったのが気になる。じゃあどうして赤軍はドイツ軍に勝てたのか、という問題には答えられては居ない。 トゥハーチェフスキーのを「天才戦略家」として描くのは悪くないが、彼のみが戦略家だったわけではなく、イッセルソンやヴァシレフスキー、ティモシェンコなど他にも色々いる。そこを無視しているようにも思える。冬戦争や独ソ戦の初手の失敗を赤軍粛清に帰着させているのはどうだろうか。 もっと言ってしまうと、ノモンハンでは犠牲は多かったものの、日本軍を二重包囲しているわけで、そこも説明できない。また、赤軍粛清の焦点が高級将校ばかりに当てられているのもどうかと思う。もちろん、それも大事だけれど、緒戦の失敗は佐官や尉官の役割も大切だ。それに注目した研究は一応出ている。高級将校が無能でもそれ以下の将校が優秀ならばある程度戦えるとは思う。結局、新たな史料を用いつつ「テロルがあった『から』その後の戦争で失敗した」という従来のテーゼを繰り返しているようにも思える。

Posted by ブクログ

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