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ネオンと絵具箱 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/05/11 |
JAN | 9784480429186 |
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ネオンと絵具箱
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現代美術作家である著者の2003-2011年までのエッセイ。1977年のイギリス、制作の本拠地である宇和島、故郷である東京、はたまた夢まで。時代と場所を縦横無尽に横断しながら徒然と日々思っていることが書き記されていた。既存の価値観にぐらぐら揺さぶりをかけられるし、価値の定義が比...
現代美術作家である著者の2003-2011年までのエッセイ。1977年のイギリス、制作の本拠地である宇和島、故郷である東京、はたまた夢まで。時代と場所を縦横無尽に横断しながら徒然と日々思っていることが書き記されていた。既存の価値観にぐらぐら揺さぶりをかけられるし、価値の定義が比較的曖昧な美術の世界でサバイブしてきた著者の審美眼の一端を知れるのは貴重なことだと思う。「ザ・エッセイ」なんだけども、僕が著者のエッセイが特に好きな理由は独特の文体と強烈なパンチラインがゴロゴロ転がっていること。いくつか引用。 いつの世も本質はコピーとオリジナルの微妙な狭間にごくわずかな確率で起きる一瞬の出来事の中に薄ら笑いで潜んでいたりする。そうやすやすと良識や常識で捕まえられるほどヤワな相手でないことだけは確かだ。 誰の日常にも淡々と当たり前に訪れる「毎日」という怪物、これに見合う「自分」を与えられた時間の中に貫くこと、それはとてつもなく厚い壁として毎日立ちはだかっている。 結局いつの時代も「信じられる奴」と「信じられない奴」がいるだけでそこには年上も年下もない。「おい!そこのオヤジ、今、お前のできること、キチンと示してみろ!」それだけだ。 このように単純な引用でも威力の高いラインだけどエッセイの中ではさらに光り輝いていた。3つ目は特に自分がおじさんであることを認識しつつ、それに抗いたいという気持ちにビシッと刺さった。傍から見ると役に立たない、無駄や無意味と思われたとしても主観的な価値観を大事にしてそれを貫く。毎度勇気をもらうことができる著者の言葉をこれからも追い続けたい。
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現代美術家の大竹伸朗さんのエッセイ。 瀬戸内国際芸術祭でも複数の作品を見ることができる大竹伸朗さん。このエッセイは彼の日常をユルい感じで書いているので、気軽に読めます。 ですが、彼の美術的なひらめきに満ちた文章がガツンと来ること多数。そして周りの人にたいする愛や、ちょっと親父っ...
現代美術家の大竹伸朗さんのエッセイ。 瀬戸内国際芸術祭でも複数の作品を見ることができる大竹伸朗さん。このエッセイは彼の日常をユルい感じで書いているので、気軽に読めます。 ですが、彼の美術的なひらめきに満ちた文章がガツンと来ること多数。そして周りの人にたいする愛や、ちょっと親父っぽい哀愁にも愛着を覚え、飽きません。 写メをとって友達に送っているばかりいる場合ではないのです。
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大竹伸朗の展覧会を初めて見たのが2007年の広島市現代美術館で、ちょうどそのころのエッセイであったためすっと入ってきた。松尾くんのこと、とか、林先生、とか、ちょっといい文章。
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