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五代目小さん芸語録
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2012/05/10 |
JAN | 9784120043758 |
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五代目小さん芸語録
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
「落語は季節感と情景と人物が描ければ自然に面白くなる」「無駄なことは絶対に言うな」……。 この本は、五代目小さんの内弟子として、師匠の高座のみならずその「ことば」に数多く接してきた柳家小里んへのインタビューを通じて、五代目小さんの「芸」の精髄を後世に伝えるべくまとめようと試みた...
「落語は季節感と情景と人物が描ければ自然に面白くなる」「無駄なことは絶対に言うな」……。 この本は、五代目小さんの内弟子として、師匠の高座のみならずその「ことば」に数多く接してきた柳家小里んへのインタビューを通じて、五代目小さんの「芸」の精髄を後世に伝えるべくまとめようと試みた意欲作。小さんがたびたび高座にかけた噺54席について、1)その噺の「型」がどこから伝わってのか?、2)五代目を介してどのように広まっていったか?、3)それぞれの噺の「勘所」はどこにあるのか?を探ってゆく。五代目小さんについていえば、一般には芸談をあまりしないと思われていたというが、弟子が直接もしくは間接的に耳にしたその「ことば」は、簡潔でありながら物事の胸ぐらを瞬時にとらえるような迫力にみちていて、まさに噺の「急所」といったところ。落語を聴きこめば聴きこむほどに味わいを増す一冊といえそう。 「落語は大衆芸能じゃない。落語を本当に好きな奴のもんだ。大衆に合わせると落語のよさはなくなるよ」。コンビニとファミレスだけの世界なんて、たしかに便利にはちがいないが味気ないよね。
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小さんが生前各ネタについて語っていたことを、内弟子であった小里んが披瀝していく。落語に対する考え方、今日の演り方に対する違和感など浮き彫りになっている良書。志ん輔が評していた通り、演じる側がハラに持っておくべきこと、と感じる。
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五代目小さんの代表的な演目について、その演じ方にどのような演出が込められていたかが対談形式で述べられている。同じ演目でも、演じ手ごとの噺に対する考えや、登場人物への性格の与え方によって、こうまでも違った演じ方になるのかと感心した。「一人酒盛」の主人公の演じ方の、小さんと松鶴での...
五代目小さんの代表的な演目について、その演じ方にどのような演出が込められていたかが対談形式で述べられている。同じ演目でも、演じ手ごとの噺に対する考えや、登場人物への性格の与え方によって、こうまでも違った演じ方になるのかと感心した。「一人酒盛」の主人公の演じ方の、小さんと松鶴での違いの部分は、思わず笑ってしまう。 古今亭もすごいが、本書を読むと、柳家もすごいなぁと唸ってしまう。 本書の目次にある演目の中には、聞いたことのないものがある。そのため、読まなかった章もあり、「いま読んでる」のままレビューを書いた。そのうち、CDで聞いたら、残った章を読むことにしよう。
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