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山口百恵 赤と青とイミテイション・ゴールドと 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2012/05/09 |
JAN | 9784022617255 |
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山口百恵
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
映画・テレビ・レコードで常に1位を同時に取り続けた人は日本の芸能史の中でも山口百恵しかいません。歌を休んで映画に出たり女優になったりする人はいますが…とにかく関わった大人を虜にするスゴい伝説の人のドキュメントに驚かされます。阿久悠が最後まで歌詞を書きたかったと言わせた人の記録です...
映画・テレビ・レコードで常に1位を同時に取り続けた人は日本の芸能史の中でも山口百恵しかいません。歌を休んで映画に出たり女優になったりする人はいますが…とにかく関わった大人を虜にするスゴい伝説の人のドキュメントに驚かされます。阿久悠が最後まで歌詞を書きたかったと言わせた人の記録です。
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山口百恵のデビューから引退までの軌跡を、さまざまな媒体に発表された証言をまとめながら描いた評伝です。 戦後の芸能史の流れのなかで、歌手として、あるいは女優としての山口百恵がどのような位置を占めるのかということが明確にされており、興味深く読みました。 ただ、不満を感じる点がない...
山口百恵のデビューから引退までの軌跡を、さまざまな媒体に発表された証言をまとめながら描いた評伝です。 戦後の芸能史の流れのなかで、歌手として、あるいは女優としての山口百恵がどのような位置を占めるのかということが明確にされており、興味深く読みました。 ただ、不満を感じる点がないわけではありません。たとえば著者の『松田聖子と中森明菜 増補版 一九八〇年代の革命』(朝日文庫)では、著者自身がリアル・タイムで聖子と明菜の2人をどのように受け取ったのかということについても述べられていました。しかし本書では、「彼女のデビュー時から引退までのことはよく知っているが、執筆にあたっては、いったん当時の記憶をすべて消去し、文献と映像資料で確認したうえで書いた」と述べられています。これは、本書を客観的な評伝として刊行したいという著者の意図によるのだと思うのですが、評伝というフォーマットに乗せるに際して、著者がわかりやすいストーリーに頼っているような印象もあります。具体的にいえば、本書のストーリーは伝統的な芸能界の因習が、個人としての山口百恵とは区別される、芸能界のなかの「山口百恵」によって打ち破られたというストーリーにのっとって、彼女の芸能活動を整理されているのではないかと思えてしまうのです。 たしかに著者の述べるようなしかたで「山口百恵」を戦後日本芸能史のなかに位置づけることは可能なのかもしれません。しかしリアル・タイムで彼女を応援していた人びとは、そうした「山口百恵」像にみずからの夢と青春を見ようとしていたはずであり、そうした享受のありかたも含めて「山口百恵」を描いてほしかったという気がします。たとえば平岡正明の『山口百恵は菩薩である』が、一面的なしかたではあれ、そうした「山口百恵」に迫っていましたが、それにくらべると著者の禁欲的なスタンスは、かえって単調な図式化を招いてしまったのではないかと感じてしまいました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2012年刊。1973年~80年。この山口百恵の芸能活動時代は私の小学生時代にほぼ被る。TVドラマは、ある程度お話を理解しながら見ることができ、また、歌謡曲やポップスに漸う関心が向けられていく年代。が、映画やコンサートを一人(ないし友人どうし)で見に行くのは未だ尚早だった時代。TVで薄幸の若人を演じる姿に素直に涙し、歌(特に阿木燿子作詞作品)では大人の世界を垣間見せてくれた存在である。ファンの私がバイアスなく読むことの難しい本書だが、記録ではなく記憶に残された彼女の、プロとしての在り様を刻印するには十分。 何かを極めた上で、脱皮する。これが長く人に知られ続ける秘訣で、百恵がこれを実践できたのも確か。が、一方、これが上手くいくか否かは、時代とのマッチング・ライバル等、偶然や多要素に依拠するのは間違いない。ただ、そんな中、心身とも彼女を安定させた三浦友和という存在の大きさは随所に感じられる。PS.後年、富田靖子で撮った「さびしんぼう」という大林宣彦監督の映画。これが高校時代の山口百恵のために企画されたというのは意外。良作なのは勿論たが、百恵で見てみたかったというのも偽りない気持だ。
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