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快楽としての読書 海外篇 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/05/11 |
JAN | 9784480429384 |
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快楽としての読書 海外篇
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
私が読んだことある本は『ペレアスとメリザンド』ぐらいだったな…。 性の表現についての記述がかなり多い気がするけど、それだけ書かなければならないほど、人間にとって性の問題というのは重いものなんだろうなと感じます。 そして毎回毎回、書評の最後に「〇〇の訳はよくやっている」みたいな賞賛...
私が読んだことある本は『ペレアスとメリザンド』ぐらいだったな…。 性の表現についての記述がかなり多い気がするけど、それだけ書かなければならないほど、人間にとって性の問題というのは重いものなんだろうなと感じます。 そして毎回毎回、書評の最後に「〇〇の訳はよくやっている」みたいな賞賛の言葉がついているのだけど、それはもともと訳が素晴らしい本しか紹介してないってことなんでしょうね。たまに「ここが課題」みたいなことが書いてあることもあるけど。 そして、著者のその言葉が信頼できる理由は、著者は原書も読んでるっぽいということ。 原書は原書で、翻訳は翻訳で楽しめるものなんですね。 そして翻訳について。 著者が有名な作品の新訳を出すのは相当勇気がいるし難しいみたいなことを書かれています。 それは確かにそうなんだけど、いち読者としては是非新訳出して欲しいなと思う。 翻訳はやっぱり時代と共に古くなるのです。 古くなると価値が下がるわけじゃないけど、読み解くためにひと手間かかるようになる。 原書を、その言葉を知らなくても読み解けるように翻訳したのに、その翻訳を読み解くのにもうひと手間必要になってしまうのです。 丸谷さんのように、わざと歴史的かな遣いで表現するみたいな手段はあるだろうけど、翻訳者はそういう目的を持っている訳ではないでしょうからね。 長く読み継がれる名訳というのももちろん大事。 だけど今の時代に合った訳というのも欲しいなと思います。
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イギリスの書評に学ぶ◆書評114選 著者:丸谷才一、1925鶴岡市-2012、作家・評論家、東京大学文学部英文科→同大学院、元國學院大學助教授 解説:鹿島茂、1949横浜市、フランス文学者、東京大学文学部仏文学科→同大学院人文科学研究科、明治大学国際日本学部教授
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何か読みたくてうずうずしているけれども一体何から手を付ければいいのか決めあぐねている人に是非、一冊目としてお勧めしたい。「読みたい本」が一遍に100冊は登録できるだろう。
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