中国ビジネス必携 大陸へ赴く侍たちへ KINZAIバリュー叢書

菅野真一郎【著】

• 販売会社／発売会社: 金融財政事情研究会
• 発売年月日: 2012/05/29
• JAN: 9784322119879

商品レビュー

2018/07/24

中国ビジネスについて知りたくて読書。

これから中国へ進出するニーズがどの程度があるのか疑問だが、一読しておくといいかもしれない。ただし、地域差があるので進出予定の地域に特化した本や話も併用したほうがいいのと、習近平政権前なので本書のときと状況がかなり違っている。

まだまだ当面、日本は中国製品に囲まれ世話になっていくと思う。私が今着ている部屋着も甚平なのにメイドインチャイナだ。作ってくれた人たちには感謝しつつこれ以上、一般の日本人は中国へ駐在したり、出張する必要はないのではないかと思う。それこそ、WeChatのビデオコール機能などを駆使して駐在する日本人は最小限でいい。日本人が行くのではなく、ビザが簡単になったのだから中国人に積極的に来てもらったほうが日本人が行くより総合的な費用対効果は高いと思う。

今後は中国とどうやって現実的な距離感を保ちながら利益を確保していくかが中国ビジネスの焦点かなと思う。

日本の商品を中国で買ってもらう。訪日中国人に日本製品だけではなく、サービス、レストラン等で喜んでお金を使わせる仕組みに知恵を絞りたい。

今、現実的には、日本人が現地視察や駐在、出張は、アセアンなど中国以外の国へ注力することがマクロの日本経済へいい寄与すると思う。

読書時間:約50分

2014/04/06

　中国ビジネスを分かり易くまとめた一冊。赴任する人には、この必携書と大地の咆哮、菜根譚の３つを勧めている。海外赴任の現場では、文化の理解と手続きの理解が最もバリューが高いと思う。ここを理解していない本社や本部に対して、この人のおかげで助かったと言われる部分だからだ。
　本書は、駐在員から集めたウイットを、奇麗にまとめてある。特に、実務だけでなく、心持ちも含めてよく理解できるし、実際に中国で仕事していたんだろうなと分かる。日記を付けること、業務日誌も毎日つけておくと、財産になるところはその通りだと思う。これからも、日々、何をしていたのか、何を思って仕事やプライベートを過ごしているのかを残しておきたい。

2013/02/05

中国に関する書籍は数あれど、客観的かつ具体的でいいね。
特に前半は会社設立に対して、その周到な準備の重要性が身にしみた。
これまで中国工場と付き合うことはあったけど、先人の苦労までおもいいたらなかった。
改めて、感謝。