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さよならクリストファー・ロビン
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/04/27 |
JAN | 9784104508020 |
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さよならクリストファー・ロビン
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商品レビュー
3.5
47件のお客様レビュー
読んでるとこ。 高橋源一郎さんって、NHKの読書番組とかで見てたけど、こんな本かくのかー。 「峠の我が家」、、作り出された想像のお友達(イマジナリー・フレンド)のその後。うんうん、じーん。 後半は、難しいなぁ
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大好きな『くまのプーさん』の関連本?と下調べもなしに読んだ。 短編集の構成で、表題の話はプーさん関連で間違いはないのだけれど… 『さよならクリストファー・ロビン』 最後、ポロポロ泣いちゃった。 「みんな、誰かが書いたお話の中に住んでいて、ほんとうは存在しない」という”うわさ”に...
大好きな『くまのプーさん』の関連本?と下調べもなしに読んだ。 短編集の構成で、表題の話はプーさん関連で間違いはないのだけれど… 『さよならクリストファー・ロビン』 最後、ポロポロ泣いちゃった。 「みんな、誰かが書いたお話の中に住んでいて、ほんとうは存在しない」という”うわさ”に物語の住人達は翻弄され、しまいには”虚無”が彼らの世界をも飲み込んでいく。 『はてしない物語』にも同一の危機が迫っていたが、あの時は何とか免れた。自分がラストで泣いたということは…。 著者よ、物語の創作者でありながらこれは酷い仕打ちですぞ!(泣) 『峠の我が家』 またもや目頭がジーン…(泣) イマジナリーフレンド(空想の遊び友達)達を保護する”家”(通称「ハウス」)の話。彼ら「お友だち」は自分達を生み出した「ご主人さま」に忘れ去られてしまうと、「ハウス」を訪れる仕組みになっている。そして、どの「お友だち」も子供のように無垢でどこまでもはかない…よくこんな設定を思いつけたもんだ。 彼らを思い出すことが出来たら、「ハウス」から心に戻ってきてくれるのかな。 『星降る夜に』 前半は現実味が、後半にかけてはファンタジー色が強くなる。しがない小説家の男が、ある時「本を読む仕事」を紹介される。 思えば、そこから男にとっての本当の人生が始まった気がする。読むことで、聞き手の人生が開けることは以前読んだ『本を読むひと』で実感したが、今回も果たしてそれに当てはまるのか、次に移る前に考え込んでしまった。 『お伽草子』 『アトム』 何故かこの2作品の間に下記の『ダウンタウン…』が収められていた。 恐らく両作品とも話が繋がっている。しかしどちらのメッセージも認識できた自信がないから、ここでは自身が感じた事だけを書き、その後で他の方のレビューや考察を覗いていこうと思う…汗 ディストピア系になるのかな。『お伽草子』から『アトム』へと、時系列で話が続いているのは確かだろう。 「考える」という行為を不安がる子供、成長どころか退化する人間たち、気づいた時には別の人間になっている現象。どれも異常事態なのに殆どの人は平気でいる様子。 本来は読者としてメッセージ性を汲み取らなきゃ…だろうけど、考えるほど気がおかしくなりそうだったので、そのまま流してしまった。ここらでは、あまり楽しめなかったのが残念。 『ダウンタウンへ繰り出そう』 「死んだひと」が現世に生きる人達の前に現れ、共生していた時期があった…という話。「お盆のこと?」と勘違いしかけたが、「死んだひと」の中には議員になった者までいたと言うから、まず只事ではない笑 天国・地獄・輪廻転生とは違う死後の世界は、現世の延長線だったりして。 トータルで見ても、超フィクション。 泣いたり首を傾げたり…、アップダウン差に御用心!
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さよならクリストファー・ロビン (和書)2012年09月06日 19:34 高橋 源一郎 新潮社 2012年4月27日 むかし高橋源一郎のファンだったことがある。かれのファンであったことで得たものと言えば柄谷行人を知ることができたことだろう。しかし柄谷行人を知ったことで高橋源...
さよならクリストファー・ロビン (和書)2012年09月06日 19:34 高橋 源一郎 新潮社 2012年4月27日 むかし高橋源一郎のファンだったことがある。かれのファンであったことで得たものと言えば柄谷行人を知ることができたことだろう。しかし柄谷行人を知ったことで高橋源一郎がなんだか嫌になった。 こんかい谷崎潤一郎賞を受賞したと聞いて久しぶりにこの小説を読んだのです。谷崎潤一郎賞がどういった賞か良くはしらない。村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のイメージが強い。他では大西巨人が受賞の打診があったが拒否したという話を聞いたことがある。 イノセントな世界観など小説として無駄を省きうまく書かれている様に思う部分もあった。しかし世界を描こうとする姿勢とともに理念の欠如が顕れていて奇妙に無垢さばかりが強調されている。内容の無さを感じてしまうところもあった。 『汝自身に専念せよ』が根本的な信条だとすれば、このイノセントなレトリックには奇妙に嫌な後味も感じる。 読み物としては、それなりに新味もあって他との差異はできているから商品としてあがめる分には良いと思う。しかし人を癒すということにはこのイノセントなレトリックでは無理だしそんなこと考えてもいないように見えてしまう。 僕は昔ファンだったけど今はあまり好きではないと思っているので最初から誉める気はない。それだけのことでもある。
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