ひねくれ司書の未解決事件録(1) アヴァルスC

木梨るなむ(著者)

• 販売会社／発売会社: マッグガーデン
• 発売年月日: 2012/05/15
• JAN: 9784800000057

商品レビュー

2013/01/14

片桐私立図書館の地下室にいる司書・文道章。普段本の修復をしているが、彼は手書きの文字からその時の情景を視る事ができる。
そんな彼の元に、刑事・米原英二が事件の捜査を依頼しにくる。

短編連作型ミステリー調。

表紙買いしたが、中の絵はあまり好みではなかった。特に老齢のキャラが幼すぎる。背景も表紙では書き込まれていたが、中はあっさり。
また、全体的に謎という程の謎もなかったように思う。これからかもしれないが、図書館や修復師の設定も活きていないように感じた。
あと、2話で贋作を渡したのは、どうかと思う。どれだけ汚れていても、少年が描いた絵に価値があるのでは。

2012/08/12

(借り本)設定は面白い。だけどキャラが幼くみえたり話があまい感じがした。
文道が直筆の日記などに触れてその人の記憶に入り込める能力(サイコメトラーみたいな)で事件を解決していくのだけど、文道の能力がなくても解決出来るのではないかと思うような事件ばかり。
修復の技術がすごいのであればそちらを主体にした方が面白いのではないかとちょっと思った。読めないものを読めるようにして、そこから事件解決みたいな感じで。

2012/07/25

ジャケ＆タイトル買い。ビブリア古書堂のような司書の安楽椅子探偵を想像すると期待はずれ。まぁイケメンだから許す。

【ネダバレあり】
「手書き文字から過去を読み取るサイコメトラー」、かつ「古書や絵画の修復・復元の超絶的な腕」を持ち、「無類の本好き」。主人公に特殊能力を付与しすぎだろ。
基本はサイコメトラーの能力を使って刑事である友人からの依頼に応えるという形で話を進めてるので其処だけに絞っても良いんじゃないだろうか。修復師としての見せ場をうまく作らないと勿体無い。