ちあきなおみに会いたい。 徳間文庫

石田伸也【著】

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2012/05/02
• JAN: 9784198935429

商品レビュー

2023/07/23

「ちあきなおみ　沈黙の理由」「ちあきなおみ　喝采、蘇る。」「黄昏のビギンの物語」といった本を最近読み、ちあきなおみに興味を持ったので手に取った本。しかし、本書は、「ちあきなおみ　喝采、蘇る。」を改題し、文庫化したものであった。加筆修正が加わっているということだが、中身は「ちあきなおみ　喝采、蘇る。」とほぼ同じもののはずだ。
ちあきなおみは、ご主人が亡くなってから表舞台から姿を消した。昔の彼女の曲がCMソングとして使われることは何度かあったが、彼女自身が人前で歌うことは、一切なかった。私は、Apple の「ミュージック」をサブスクしているが、検索しても、彼女が歌っている音源は出てこない。iTunesでも同じく、彼女が歌っている音源はヒットしない。何冊かの本を読んで、彼女の歌を聴いてみたいと思って探したが、結局はレンタルCDでしか入手できなかった。彼女が人前から姿を消してからも何枚かのCDは発売されている。あらためて、「黄昏のビギン」「喝采」などを聴いてみた。確かに、もう一度歌って欲しい、待望論が出てくるのも分かる気がした。

2022/09/23

ちあきなおみさんの曲はカラオケ向きじゃない難しい曲が多い。カラオケ受けする曲がヒットに求められる昨今の音楽業界、ちあきさんが失望して早すぎる引退に繋がったのだろうか。「矢切りの渡し」は彼女がオリジナルなのに、レコード大賞を獲るためにカバーした細川たかしサイドが圧力をかけてちあきなおみ版を廃盤にさせた、という噂を聞いたことがある（この本に書いてあるわけではない）。それが本当ならば、芸能界に未練もなくなるよね。しかし、再評価されまくるのはちあきさんの方ばかり。正義は勝つ！

2019/05/04

歌はいくつか知っているけど、その人物像をあまり知らないちあきなおみについて基本をおさらい。本人は望まなくてもついついドラマチックに生きてしまう人っているよねえ。面白くてあっという間に読んじゃった。