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ドイツ参謀本部 渡部昇一著作集・歴史2
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ドイツ参謀本部 渡部昇一著作集・歴史2

渡部昇一【著】

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ドイツ参謀本部 渡部昇一著作集・歴史2

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ワック
発売年月日 2012/04/23
JAN 9784898311820

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2019/05/31

12.5.22 高橋 憲行 ■■■ 新幹線、博多までで読んだ2冊 ■■■ 渡部昇一著「ドイツ参謀本部」WAC 2012年4月 中西輝政著「本質を見抜く考え方」サンマーク出版 2007年11月 今年読んだ本のなかでも、サイコーの2冊だったかもしれませんね。 渡部昇一さんの「ドイツ...

12.5.22 高橋 憲行 ■■■ 新幹線、博多までで読んだ2冊 ■■■ 渡部昇一著「ドイツ参謀本部」WAC 2012年4月 中西輝政著「本質を見抜く考え方」サンマーク出版 2007年11月 今年読んだ本のなかでも、サイコーの2冊だったかもしれませんね。 渡部昇一さんの「ドイツ参謀本部」20年ほど前に中央公論から出ており、それも読んだが、たまたま10日ほど前に、モルトケの話を書いてたので、先月買っていて新幹線に持ち込み。 もう1冊の中西輝政さんの本は、2007年に買っていたのに、どこかで読もうと積んどく状態のものだったが今回の新幹線に持ち込みました。 渡部先生は「知的生活の方法」が、もっとも知られてるかもしれませんが、とにかく抜群の知的集積のある日本の知性のような人ですから、ナポレオンに苦しめられて誕生した参謀本部からヒトラーによってドイツが配線するまでのドイツ参謀本部の140年の歴史が圧巻! シャルンホルスト、グナイゼナウからはじまり、数代のちのモルトケの時代(もちろん「戦争論」のクラウゼビッツも……)にオーストリアとの普墺戦争、ナポレオン三世を捕虜にした驚天動地の普仏戦争などに、、ドイツが巨大な存在になる過程は、企業経営とも見事に重なって見えますね。 中西先生は、日本の国際政治学者のなかではピカイチと私は思ってますが、「本質を見抜く考え方」という書名のとおりに、なかなかアプローチが参考になりますね。 英国に詳しい中西先生らしくアングロサクソンと日本人との考え方の比較が面白い。 充実の新幹線5時間でした!

Posted by ブクログ

2018/10/08

Bスクール時代、組織論の森本先生が推薦書として教えていただいてから10年、やっと読む事ができた。読前は、第二次大戦時のナチスドイツの話なのかと思っていたが、実際はナチス時代はあまり多くを裂かれておらず、それ以前のプロセイン時代をドイツ参謀本部の栄光の時代とし、第二次大戦に至って組...

Bスクール時代、組織論の森本先生が推薦書として教えていただいてから10年、やっと読む事ができた。読前は、第二次大戦時のナチスドイツの話なのかと思っていたが、実際はナチス時代はあまり多くを裂かれておらず、それ以前のプロセイン時代をドイツ参謀本部の栄光の時代とし、第二次大戦に至って組織が肥大化しその優れた資質と役割は機能することが出来なかったという。 プロセインの時代、ナポレオンをワーテルロー戦役で撃破し、普墺戦争、普仏戦争で少ない兵力でオーストリア、フランスに勝利には、クラウセビッツなどの戦略家を排出した参謀本部なくしてそれをなし得なかったという。特に普墺戦争以降における参謀総長のモルトケの時代が、同本部が最もその能力を発揮した時代である。 本書は、まず中世における諸侯間の戦争は実際の戦闘は両者の消耗が著しく激しいものであり、当事者はできるだけ戦闘を避ける制限戦争であり、チェスのように軍隊の配置や形成によって勝負が決したという分析から始まる。そして、兵員も傭兵が主流であり、イデオロギーや愛国心といったものよりも、勝利を動機づけるのは金であったのである。しかし、フランス革命後に登場した、ナポレオンは、国民を徴兵する事で、長距離を走り、安い給料で、脆弱な装備でも義務として勇敢に戦う兵士を獲得し、これまでの戦争の概念を一気に変え、数々の戦いに勝利する。しかし、軍隊の士気や行動能力だけでは戦争には勝利できず、むしろ戦闘の後始末としての外交処理とそれを可能とする追撃能力や展開力を伴ってこそ戦争の勝利を導く事ができる。戦闘に勝利しても、戦争という究極の外交手段で勝利できなければ意味が無いということである。 プロセインは、優秀はスタッフを配した参謀本部、かつビスマルクというこれまた類希なる外交の才能を持った宰相を奉じて、周辺諸国との外交としての戦争に勝利し、ドイツの統一を成し遂げたのである。本書のテーマは巻頭および巻末で述べられているが、優秀なスタッフと傑出したリーダーが揃ってこそ組織がその目的を果たすということである。ドイツは、第一次大戦においては優秀なスタッフがいたにも関わらず、リーダーに恵まれなかった。そして、その反動なのかヒトラーという強力な指導者がドイツを率いたものの、かれは参謀本部を徹底的に無視し、リーダーとスタッフが噛み合ずに敗戦の一因となっている。 ドイツ参謀本部が辿った道は、高い士気と愛国心、戦略的視座をもって日露戦争を勝利に導いた日本の陸軍参謀本部がその能力を過信し誇大化する事で機能不全に陥り、ノモンハン事件を引き起こしその後の太平洋戦争へと突き進んだ姿と重なる。

Posted by ブクログ