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藤森照信の茶室学 日本の極小空間の謎
定価 ¥3,300
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 六耀社 |
発売年月日 | 2012/04/23 |
JAN | 9784897377049 |
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藤森照信の茶室学
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
茶道、煎茶道の実践者、前田珠光から紹鴎、利休、織部、遠州の紹介と唐物や台目などの様式の推移ならびに、日本の伝統的建築様式の流れを記す。寝殿造、書院造、数寄屋造り、そして茶室。さらに、これをヨーロッパの歴史主義建築とアールヌーボー、ディ・スティル、バウハウス、コルビジェ、ポストモダンの系譜と対比する。そして現代の隈研吾などの建築家による茶室の取り組みを紹介する。 利休の編み出した簡素な茶室は、堺を滅ぼされながら信長・秀吉に仕えることとなった利休の華麗な安土・桃山に対する反転、叛逆で、壺中天を作り出したという。ヨーロッパの建築がルネッサンスやヴィクトリア・リバイバルなど繰り返されるのに対し、茶室は現在もサバイブし、しかも合戦の時にも急ごしらえであり合わせのものを仮設するというブリ・コラージュの建築様式であるという。
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100倍、茶室が作りたくなった!笑 茶道、煎茶道、台湾茶の違いについて言及してあるのがさらに興味深い!
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理解できていない部分も残るが、少しずつ読み進めたあとで、最後の磯崎新との対談で、ぼんやりしていた輪郭がすこしわかってきた気がする。 世界をつめ込まれたのが茶室の中にあり、例えば、一輪の花が自然界を象徴する。壺中天のなかで湧き出す建築家たちの創造力。 私にとっては、このまとめ方がと...
理解できていない部分も残るが、少しずつ読み進めたあとで、最後の磯崎新との対談で、ぼんやりしていた輪郭がすこしわかってきた気がする。 世界をつめ込まれたのが茶室の中にあり、例えば、一輪の花が自然界を象徴する。壺中天のなかで湧き出す建築家たちの創造力。 私にとっては、このまとめ方がとても印象的で、このまま終わってしまうのがもったいないように感じる。 「煎茶の茶道」と「茶の湯」の茶室の違いは炉の有無/中国の北の方では、床に座る生活があったので卓が発達した/中国茶は茶碗の内側の味と香りを、イギリスの紅茶は茶碗の脇のスイーツを、日本の茶道は茶碗から茶庭までを求めて発達した/小さな入り口から入ることで得られる壺中天効果/日本の住まいの系譜は、竪穴式住居と高床式住居/寝殿造りをベースにしたことで、闘茶だけへの空間をつくれた /日本の住まいは、①戸の防風性の向上②視覚を遮るふすまの出現③畳の一般化④天井の出現⑤丸柱から角柱への変化/国をまとめるためには、宗教やスポーツなど「まつりごと」の力が必要/書院は書斎、書院造りは寝殿造りから進化した住宅形式/京のような政治都市には行列のための大通りが必要だが、商業都市には最低限の公共面積のほか店、倉庫、住まいにあてられる/安土城は、ヨーロッパの大聖堂を意識された/畳は「起きて半畳、寝て一畳」/待庵の特性は「仮設性」「偶然性」→「プリコラージュ」/利休の死後、茶室に身分の違いが持ち込まれた/日本建築史の主流は、神社と仏教寺院/書院造:楷書 数寄屋造:行書 茶室:草書/書院を正、茶室を反、数寄屋を合という流れ/煎茶は何度も煎じて飲め、いまの日本の日常の茶/自然の中削ぎ落とされた鋭い世界を供するのが茶室/茶は、人や生活まで含む「生活構成の芸術」/社会一般、華麗なものを求める反面、閑寂さも同時に求める/茶室は日本では社寺の、世界では石造の対極
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