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パンドラ・アイランド(下) 集英社文庫
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パンドラ・アイランド(下) 集英社文庫

大沢在昌【著】

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パンドラ・アイランド(下) 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2012/04/20
JAN 9784087468236

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パンドラ・アイランド(下)

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2024/05/10

大沢在昌の長篇ミステリ作品『パンドラ・アイランド〈上〉〈下〉』を読みました。 大沢在昌の作品は先月に読んだ『新装版 涙はふくな、凍るまで』以来ですね。 -----story------------- 〈上〉 絶海の孤島・青國島。 小笠原諸島のさらにその先、のどかな南の島に、ひと...

大沢在昌の長篇ミステリ作品『パンドラ・アイランド〈上〉〈下〉』を読みました。 大沢在昌の作品は先月に読んだ『新装版 涙はふくな、凍るまで』以来ですね。 -----story------------- 〈上〉 絶海の孤島・青國島。 小笠原諸島のさらにその先、のどかな南の島に、ひとりの男がやってきた。 元警視庁の刑事・高州康彦、41歳。 司法機関がないこの島での治安維持に当たる「保安官」として。 着任早々、海に転落して死んでいる老人が発見された。 泥酔した上での事故死と考えられたが、疑念を抱く高州は、島独特の習わしに翻弄されながら、その真相を追う。 会心の第17回柴田錬三郎賞受賞作。 〈下〉 老人の転落死、放火と事件が相次ぎ、ついに射殺事件が発生。 高州が「保安官」として赴任してから、南の楽園という幻想は砕かれ、青國島は事件の島として耳目を集めることになってしまった。 老人が死ぬ前に高州に語った「島の財産」とは。 次第に浮かび上がる島の抱えた過去、そして秘密とは。果たしてこの島で今、いったい何が起きているのか。 第17回柴田錬三郎賞に輝いたサスペンス大作、完結。 (対談/薬丸岳) ----------------------- 2002年(平成14年)8月から2003年(平成15年)11月に『東京中日スポーツ』紙に連載された『海と拳銃』を改題して、2004年(平成16年)に刊行された作品……同年、第17回柴田錬三郎賞受賞した作品です。 東京から700キロ、小笠原の先にある一見平和でのどかな南の楽園・青國島……一人の男がこの島にやってきた、、、 高州康彦、41歳、元刑事……彼の仕事は“保安官”、司法機関のないこの島での治安維持が任務だ。 都会での生活に疲れ、妻とも離婚し、平穏な暮らしを求めてやってきた……そんな高州の願いは、泥酔して海に転落した草引の死によって打ち破られた、、、 「島の財産を狙っておるのか」 死の前日、彼の遺した言葉が高州の耳に蘇り、その死に疑問を抱く高州……島特有のしきたり、排他的な島の人々、さまざまなものが捜査の行方を阻む。 この平和な島で何が起きているのか! 老人の転落死の後、放火事件、そして射殺事件と事件が相次ぐ……高州の赴任以来、青國島の平和な暮らしは一変した、、、 捜査を続けるうち、島でアメリカ統治時代にコカの栽培をしており、それが「財産」になっていることを知る高州……そんな彼に収入役の草引、助役の木島らは苦言を呈する。 村長の井海、島の過去を知るアメリカ人医師オットー、高州に近づく娼婦チナミ……真実を知っているのは誰だ? 島の人間が守ろうとする“秘密”とは? 孤独な闘いのなか、しだいに明らかになる島の過去……事件の核心に迫る高州を待ち受けるものは……。 南海の孤島で“保安官”として平穏に暮らすことを望んだ元警視庁の刑事・高州が、老人の転落死に疑問を抱いたことから、平和な島の暮しは一変……南の楽園という幻想は砕かれ、キナ臭い島の過去、そして秘密に近付いていくことに、、、 というワクワクする展開が愉しめましたね……架空の島を舞台にしたことで、村に雇われた“保安官”という設定や島に隠された秘密等、やや現実離れした展開がリアルに感じられたし、手に汗握る展開や次々に明らかになる秘密も魅力的で、大好きな雰囲気の作品に仕上がっていましたね。 特に終盤の盛り上がり、真相が判明するまでの怒濤の展開は面白かったなー 愉しめました。

Posted by ブクログ

2018/10/10

ミステリー仕立ての警察もの。いわゆる孤島密室のハードボイルド風推理小説。 大沢在昌氏の作品は『新宿鮫』で強烈な印象があり、 次は何を読もうかなと物色中、新中古店で購入のを読んだ。 外と遮断されている不便な島で事件が起こる、ってのは 横溝正史さんだけではなくミステリー作家...

ミステリー仕立ての警察もの。いわゆる孤島密室のハードボイルド風推理小説。 大沢在昌氏の作品は『新宿鮫』で強烈な印象があり、 次は何を読もうかなと物色中、新中古店で購入のを読んだ。 外と遮断されている不便な島で事件が起こる、ってのは 横溝正史さんだけではなくミステリー作家が一度は挑戦なさるので、平凡さは否めない。 ま、ぜいたくを言ってはいけない。 ストーリーが緻密であるし筆力があるから面白くて一気に読んだけどね。 東京都の南海遠くの離れ小島、占領していた米軍から最後に返還された島という設定。 そこへ警察を辞めた男が「保安官」として臨時雇いになる。 この「保安官」を設定する島の役場がふるっている。 いかにもアメリカン、けん銃片手に何か起こりそうではないか。 南の島といっても人口900人の村社会。 色欲、物欲、権力欲。 島という狭い世間を渡るにゃ、うまーく調子を取って、丸く収めて知らぬ顔 。 よそ者は最初からはみ出ている。 事件が起こっても、情報(うわさ)が回るほどには真実が現れない。 そこで正義の味方「保安官」の犯人探しが始まるわけである。 パンドラの箱を開けるように、次々と意表を突く展開ではなくて、 人間の営みがパンドラの箱のようなものだというのか。

Posted by ブクログ

2015/12/01

誰がどこまで知っているのか、誰が何を隠しているのか。それぞれの立場によって、すべてのカードを出さない、あるいは持っていないから、全体像は見え隠れする。 最後の方は、状況が複雑で、結局誰が何を知っていたのだったか、と最初から読み返したくなった。

Posted by ブクログ

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