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福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
発売年月日 | 2012/03/12 |
JAN | 9784799311585 |
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福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
福島原発事故の報告書は、国会事故調、政府事故調と、この民間の独立検証委員会の報告書の3種類あります。この本はその3つ目の報告書です。400ページ以上あって、けっこう読むの大変でした。ちゃんとした報告書だけあって内容はちゃんとしています。(当たり前か。) でも東京電力は協力しなかっ...
福島原発事故の報告書は、国会事故調、政府事故調と、この民間の独立検証委員会の報告書の3種類あります。この本はその3つ目の報告書です。400ページ以上あって、けっこう読むの大変でした。ちゃんとした報告書だけあって内容はちゃんとしています。(当たり前か。) でも東京電力は協力しなかったそうで。残念な対応ですね。 原発事故から2年が経ち、すでに色々なことが語られていますが、やはり思うのは現在の日本には原発のような危険なものを管理する資格も能力も無い、ということでしょう。
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福島第一原発のさまざまな事故の原因とその後の被害の要因を調査し、東京電力と政府の事故と被害に対する対応策と危機管理策を検証、評価し、このような事故・被害に至った背後にある構造的かつ歴史的な背景を分析するプロジェクトで、政府からも企業からも独立した市民の立場で進めたもの。ページ数は...
福島第一原発のさまざまな事故の原因とその後の被害の要因を調査し、東京電力と政府の事故と被害に対する対応策と危機管理策を検証、評価し、このような事故・被害に至った背後にある構造的かつ歴史的な背景を分析するプロジェクトで、政府からも企業からも独立した市民の立場で進めたもの。ページ数は400ページを超え、菅直人前首相や、枝野幸男前官房長官をはじめとする当時の政府の要人にもインタビューを行うなど、市民の立場での取り組みとしてはかなり気合が入っている。 個人の感想としては、原発の必要性については理解をしていたが、その危険性、安全性・安全管理体制についてあまりにも無知であったように思った。政府の要人も、一市民と同じような感覚では困るのだが、事故が起きてから初めて知ったことがほとんどだったのだろう。原発が自分の家の裏にあるような感覚で、もっと関心を寄せていなくてはならなかった。 ちなみに、事故の科学的な検証・解説については、「原発危機の経済学」の方が優れていると感じた。
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事故の経緯についての周辺からの調査については、とてもきめ細かくまとめられていると思いました。事故調査報告書としては異例の早さで刊行されたので出版された直後に書店で手に取りそのまま読みふけりました。 独立調査委員会、というのはすなわち民間の事故調査委員会を独自に結成して調査をして...
事故の経緯についての周辺からの調査については、とてもきめ細かくまとめられていると思いました。事故調査報告書としては異例の早さで刊行されたので出版された直後に書店で手に取りそのまま読みふけりました。 独立調査委員会、というのはすなわち民間の事故調査委員会を独自に結成して調査をしているので、公式に発表されたデータに基づくよりほかなく、どこまで掘り下げられるのかという興味のようなものを感じつつ読みました。 最後まで読み切って思ったのは、民間の事故調査ではどうしても事故の過程で起こった細かな出来事を裏付けるようなデータを手に入れることは難しいのですね。実際に各原子炉がどのような経緯をたどってメルトダウンにいたり、また、水素爆発に至ったのか、それ以前に冷却系がどのようにフォールダウンしていったのかは推測の域を出ないように思いました。 その代わりなのかもしれませんが、事故に至る組織的な背景や社会的背景、安全神話に関する解析には相当量のページを割いてあるように思い、自然科学的背景よりもむしろ社会科学的な解析に力点が置かれているようにも感じられました。 実は読み終わってもう1年以上になるのですが、今回レビューを書くにあたってあらためてパラパラと読み返し、もう一度真剣に読みなおしてみようと思い始めたところです。 まだお読みでない方はぜひどうぞ!
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