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俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集 群像社ライブラリー28
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 群像社 |
発売年月日 | 2012/03/29 |
JAN | 9784903619330 |
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ソ連前期の作家であるミハイル・ゾーシチェンコの(おそらく日本では唯一の)短編集。 ゾーシチェンコの作品に親しむならばまずレオニード・ガイダイ監督『Не может быть!』を観るのが一番だろう。ユーモア溢れる短編を読んでいると、ガイダイの連作を観ている気分になる。 1920年...
ソ連前期の作家であるミハイル・ゾーシチェンコの(おそらく日本では唯一の)短編集。 ゾーシチェンコの作品に親しむならばまずレオニード・ガイダイ監督『Не может быть!』を観るのが一番だろう。ユーモア溢れる短編を読んでいると、ガイダイの連作を観ている気分になる。 1920年台から始まるいわゆる「圧縮」政策により、ソ連国内の住宅事情は一変した。プロレタリアートたちはそれまで「ブルジョワ」市民が住んでいた首都のマンションで共同生活をするようになったのである。この共同生活というのが凄まじく、人々は世帯ごとに各部屋を割り当てられ、中には浴室や玄関、廊下に住むことになった人もいたという。そして彼らをまとめるのが「住宅共同会議」、いわゆる町内会というか隣組だが、あらゆるサービスが公共化されたソ連では水道修理から壁紙の張り替え、家具の購入まですべてがその会議にかけられた。そこでは社会主義の理想とは程遠い個人のエゴがぶつかり合う滑稽かつ哀しい(ゴーゴリのような)情景が展開されたわけだが、それを描いたのがこのゾーシチェンコであった。彼自身第一次大戦に従軍したのち共同住宅(コムナルカという)暮らしを経験し、社会主義体制化に生きる人々の日常を民衆語で面白おかしく描いたのである。 彼の人生は短編の調子とは反対に暗いものであった。いわゆる「ジダーノフ批判」、すなわち文学統制において、社会主義の理想を描こうとしないゾーシチェンコは真っ先に槍玉に挙げられた。その後彼はスターリン死後まで不遇の一生が続き、彼の短編集が国内で出版されたのはようやく80年台のペレストロイカを待たなければならなかったのである。 私は個人的にソ連時代の生活を描いた作品が読んでみたかったため読んでみたが、面白かったには面白かったもののいまいちニュアンスがよくわからない部分もあり若干不満が残った。俗語を駆使して描いたらしいから、原語で読めばまた違った味わいなのかもしれない。
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ページをパラパラとめくって少し読んだだけで、惹きつけられてしまった! 思わず大きな声で笑ってしまう! 1920年代、30年代頃のソ連で生きる人々の たくましくもペーソスあふれる姿が描かれています。 その雰囲気を、シンプルでステキな挿絵が さらに引き立てている。 ただ・・・、...
ページをパラパラとめくって少し読んだだけで、惹きつけられてしまった! 思わず大きな声で笑ってしまう! 1920年代、30年代頃のソ連で生きる人々の たくましくもペーソスあふれる姿が描かれています。 その雰囲気を、シンプルでステキな挿絵が さらに引き立てている。 ただ・・・、その頃のソ連の話には、ついていけない部分も多く 笑いのツボが伝わらないなと もどかしく感じました。 巻末に、コヴェンチュークの書いた「ゾーシチェンコを偲ぶ会」がのせられています。 さらに解説もあわせて読んで、初めてゾーシチェンコの経歴がわかりました。 ゾーシチェンコはユーモア短編で人気作家だったが、ある作品がスターリンに咎められ、 1946年<ジダーノフ批判>で作家同盟から除名され、社会から抹殺されたということ。 日本とは全く違う社会体制では、自由な発言は認められなかった・・・。 ゾーシチェンコが今生きていたら、いったいどんな作品を読ませてくれるのでしょう! 2012/5/12 新刊棚で見つけて借りて読み始める。5/22 読み終わる。 内容と著者は 内容 : ばかばかしいけど、どこかペーソス漂う、どこにでもいそうなオジサンたちや、奥様気取りのオバサンたち。 そんなロシア庶民の日常を独特の語り口で切り取るゾーシチェンコのユーモアの世界。 巻末に、ゲオルギイ・コヴェンチュークの「ゾーシチェンコを偲ぶ会」 解説も詳しい。 著者 : ミハイル・ゾーシチェンコ - URLはこちら http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3 『Wikipedia』 : 1894〜1958年。ペテルブルグ生まれ。様々な職を転々としながら文学を志す。 ユーモア作家として絶大な人気を博したが、「反社会的」だと批判され、作家同盟から除名された。 絵と文 : ゲオルギイ・コヴェンチューク 訳 : ロシア文学翻訳グループ クーチカ URLはこちら http://musa276.blog74.fc2.com/blog-entry-86.html 『メンバーのブログ』 :
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実は私、チェーホフの小咄もだめなんであるが、こちらも途中まで、笑っていいんだかいけないだか、半笑いであった。だいぶ進んで「証明写真」まで来て、あー、これは笑っていいんだーと気づいて、やっとラクになったのであった。 ユーモア小説として読んだ、ツボにはまるとげらげら笑える、電車と読む...
実は私、チェーホフの小咄もだめなんであるが、こちらも途中まで、笑っていいんだかいけないだか、半笑いであった。だいぶ進んで「証明写真」まで来て、あー、これは笑っていいんだーと気づいて、やっとラクになったのであった。 ユーモア小説として読んだ、ツボにはまるとげらげら笑える、電車と読むとヤバい…とおっしゃる方も多いのだけれど、私のツボはここではないようで。。。
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