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グラマラス・ムーン 徳間文庫
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グラマラス・ムーン 徳間文庫

黒沢美貴【著】

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グラマラス・ムーン 徳間文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2012/04/06
JAN 9784198935306

グラマラス・ムーン

¥220

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2012/10/29

体を張った『別れさせ屋』の小気味良い官能活劇

『問題小説』(徳間書店)に掲載された短編が不定期にシリーズ化され(4話)、これに書き下ろし(3話)を加えた全7話で文庫化された作品と思われる。そのため連作短編の形式となり、27歳のヒロイン「相田美月」とその仲間達を除けば毎回登場人物が異なる別個の話となる。 普段は地味なOL...

『問題小説』(徳間書店)に掲載された短編が不定期にシリーズ化され(4話)、これに書き下ろし(3話)を加えた全7話で文庫化された作品と思われる。そのため連作短編の形式となり、27歳のヒロイン「相田美月」とその仲間達を除けば毎回登場人物が異なる別個の話となる。 普段は地味なOLが夜には華麗に変身し、依頼主の悩みを解決するという設定はベタながら良好で面白味があり、官能的にも引き出しが多いと言える。様々な依頼を受け、調査し、最後は色仕掛けで悪い男を退治するのだが、同時に女の弱さやダメさも盛り込むことで画一的な勧善懲悪とは異なる奥深さがあった。最終話では、その思わせ振りなタイトルに反した純なラヴストーリーによって、日頃は優勢なヒロインが被虐の官能美を見せる良さもあった。 その官能描写については概ね申し分なし。各話のゲストヒロインが淫らに、そして被虐的に乱れる中でヒロインが時に妖艶、時に女王様然と様々にスタイルを変えつつ、展開によっては官能的敗北も喫してしまう場面もあり、全話を通じて実にバラエティ豊かな官能場面が多く描かれていた。

DSK

2017/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 男女別れさせ屋を裏稼業とするOLの活躍記。女流らしく、昇天シーンとならない場合を描くのが、それらしさを醸し出す。そして、最後は憎からず思っていた青年との純愛。堅物OLという表の顔と、別れさせ屋という毒を呑み込む裏の顔を持つ女の実態は、好きな男への甘え上手というのもらしい感じ。

Posted by ブクログ

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