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コレキヨの恋文 新米女性首相が高橋是清に国民経済を学んだら
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2012/03/30 |
JAN | 9784093863261 |
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コレキヨの恋文
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4月、鳴り物入りで新人女性首相が誕生した。以前は弁護士として働いてはいたものの、経済のことには疎かった彼女、さくら子。今後首相としてどうすればいいのかわからず、困り果てて官邸の庭にある桜の樹の下のベンチで休もうとしたところ、見慣れない老人と出会う。彼こそはダルマと呼ばれ、大蔵大臣...
4月、鳴り物入りで新人女性首相が誕生した。以前は弁護士として働いてはいたものの、経済のことには疎かった彼女、さくら子。今後首相としてどうすればいいのかわからず、困り果てて官邸の庭にある桜の樹の下のベンチで休もうとしたところ、見慣れない老人と出会う。彼こそはダルマと呼ばれ、大蔵大臣、そして第20代内閣総理大臣を務めた高橋是清、その人だった。 物語は二人の政治の話で進むものの、さくら子と是清との話の中盤にかけてまでは両者の話の食い違いで進んでいく。 例えばライオン宰相と言われて、さくら子は小泉純一郎、高橋是清は濱口雄幸のことを思い浮かべるなど。どちらも国民の人気が高かったということも同じで、こう考えると作中での2010年代と是清が生きた時代1900年代あたりは非常に似通っていたのではないだろうか。 二人は桜が咲いている時期、官邸内の桜の樹の下のベンチにて1年に一度だけ会うことができた。 感想としては、どうしてもっと早く読まなかったのだろう、ということ。 いや、今読んだからこそ理解できたのであろうか?もし若い頃に読んでいたら、これをただのつまらない経済小説として済ませていただろう。 そう言う意味では今読んで良かったと思える。 もっとも私に知識や興味があればなにも問題がなかったのだが。 もちろんこれだけを読んで知ったふりをしてはいけない。最後の是清からの手紙にもあるように ”将来の日本国民の皆さん、特に若い世代のみなさん、学問をしてください___ただ学校の教科書を雨天鵜呑みにしただけでは、わたっていけるものではありません。___” と彼も言っているのだから。
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電脳会議 Vol148 で知った本。政治の話を面白く解説している本です。 これで、少しは政治に興味がでるかなぁと自分に期待して読み始めたけれど・・・。 やっぱり 最初の方だけよんで、途中でやめてしまった。 折しも、2012年11月 田中真紀子文部科学相が、大学の開設をめぐる問...
電脳会議 Vol148 で知った本。政治の話を面白く解説している本です。 これで、少しは政治に興味がでるかなぁと自分に期待して読み始めたけれど・・・。 やっぱり 最初の方だけよんで、途中でやめてしまった。 折しも、2012年11月 田中真紀子文部科学相が、大学の開設をめぐる問題を提起する形になった。 これを機に 大学開設認可の見直しになれば、怪我の功名? ではないだろうか。 また、韓国大統領選では、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補が、TVに写っていた。 どんな人かは知らないが、きっとやり手だろう。 「霧島さくら子」のような政治家は 現れるのだろうか? 高橋是清 → URLはこちら http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%98%AF%E6%B8%85 『Wikipedia』 : 2012/6/22 予約 11/7 借りて読み始める。11/21 中止。 内容と目次は 内容 : 私は日本を二流国家にしない! 青天の霹靂で日本初の女性首相になってしまった霧島さくら子は、稀代の財政家・高橋是清に学び、経済政策を成長路線へと大転換させ…。 日本と世界の経済の仕組みが分かる小説。 著者 : 三橋貴明オフィシャルブログ「URLはこちら http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/ 『新世紀のビッグブラザーへ blog』 : 」 1969年生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。 中小企業診断士、経済評論家、作家。 著書に「本当はヤバイ!韓国経済」「日本の大復活はここから始まる!」など。
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読書期間:2月5日~8日(通勤中) 通勤電車内で読了。 副題に'新米女性首相が高橋是清に国民経済を学んだら'とあるように、素人がその道の大家の指導を受けて、素直に実行することで成功を得る、というもしドラ路線の作品である。 主人公の女性首相の霧島さくら子は首...
読書期間:2月5日~8日(通勤中) 通勤電車内で読了。 副題に'新米女性首相が高橋是清に国民経済を学んだら'とあるように、素人がその道の大家の指導を受けて、素直に実行することで成功を得る、というもしドラ路線の作品である。 主人公の女性首相の霧島さくら子は首相になったばかりだが、日本はデフレ大不況の真っただ中にあり、緊縮財政を説く財務省と積極策をとる補佐官の間で板挟みにあって疲れ切っていた。そんな中、就任パーティの場を抜け出し官邸の庭を散策していたさくら子は、桜の木の下でひげを蓄えた和装の老人=高橋是清に出会う。二人は相手が誰かも知らず、政治や経済について語り合い、さくら子は老人の話にヒントを得て、財務省の筋書きとは違う政策を実行していく。 驚いたのは、高橋是清の生きた時代が、今と大変よく似ていたことだ。リーマンショック、ユーロ危機vsウォール街大暴落。デフレ円高不況vs昭和大恐慌。東日本大震災vs関東大震災。そして頻繁に失脚する総理大臣…。そんな中で、7回も大蔵大臣、首相を務めあげ、日本を世界恐慌から脱出させたのが、高橋是清である。同様の経済不況にあえいでいる今こそ、高橋是清がとったデフレ脱却の手法が有効なのではあるまいか・・・と思っていたら、アベノミクスが掲げる3本の矢(大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略)はまさに是清が推奨している積極的な財政出動であることに、今更ながら気づいた。期待しながら見守りたい。 最後に登場する高橋是清の'恋文'が大変感動的であった。さくら子と未来の日本国民に向けて書かれたという設定なので、てっきり作者の創作だと思っていたのだが、編集者におれば、これは実際に是清が書き残したものだということだ。さらに、是清がさくら子に語った国民経済の部分についても、是清の著作がもとになっているという。圧倒的なリアリティの源泉がわかったような気がした。
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