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あのころの、 実業之日本社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
発売年月日 | 2012/04/05 |
JAN | 9784408550725 |
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あのころの、
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商品レビュー
3.4
33件のお客様レビュー
女子高生をめぐる6つの物語。 かつて女子高生だった私。 当時の不安定さを思い出しなんだか落ち着かなかった。 物語に登場する女子高生たちもなんだか不安定で、そういう時期だったんだと今更ながらに思った。 多感な時期だったな… 私の場合は思うようにいかず、追い詰められたような、かごの中...
女子高生をめぐる6つの物語。 かつて女子高生だった私。 当時の不安定さを思い出しなんだか落ち着かなかった。 物語に登場する女子高生たちもなんだか不安定で、そういう時期だったんだと今更ながらに思った。 多感な時期だったな… 私の場合は思うようにいかず、追い詰められたような、かごの中に閉じ込められたような時期だった。 どの話にも多感な時期を駆け抜けるような女子高生たちが登場する。 どこかしらにかつての自分を重ねながら読む。 「約束は今も届かなくて」は回想録なのかな。 この作品に時折登場する鷺沢萠にハッとした。鷺沢萠に出会い、傾倒した時期があったから。 私の場合は女子高生ではなく女子大生の頃だったけれど。 なんだか不安定さと鷺沢萠って私の中でピタッとはまる。 どの作品もちょっと狭い世界で、懸命にもがいている女子高生の姿が描かれていたように感じた。 この本は背表紙に書かれていた通り「いまを全力で駆け抜ける現役女子高生と、かつて女子高生だったすべての大人の女性たちに贈る、珠玉の青春アンソロジー」だ。
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- ネタバレ
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あのころの遠い記憶を呼び戻す、6名の女流作家の描いた女子高生物語。 今思い返すと、あのころにいた場所は確かにぬくぬくと穏やかな”温室”そのものだった。 予期せぬ雨風で吹き飛ばされぬよう痛い目に遭わぬよう、先生や親といった身近な大人たちにしっかりとビニールで覆ってもらい、日光や栄養もなるべく等しく与えてもらっていた、いたれり尽くせりのあのころ。 そうやって大人たちの敷いたレールの上を、ブツブツ文句を言いながらも周りの同級生たちと共に歩き、たまに寄り道しながら、一人立ちの時を待つ。 プライドや見栄、コンプレックス、不安をごちゃまぜにして、顔色をうかがったり悩んだり怒ったり泣いたり笑ったり。 けれどそんな我がままが許されるのは、あのころの特権かも。 吉野万理子さんの『約束は今も届かなくて』、柚木麻子さんの『終わりを待つ季節』が特に好き。 女子高生時代を、宙ぶらりんな耐えなれない時間で早く卒業したい派と、ずっと高校生のままでいたい派が出てきた。私はあのころ、早く卒業したい派だった。 あの夢か幻のような眩しい時間に、もう一度だけ戻ってみたくなる短編集だった。
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約束は今も届かなくて 鷺沢萌さんにふれてあり、また読みたくなった。 終わりを待つ季節 女子高のなかで男役である女の子の描写がよかった。 あのころモテてた女子はこんな気持ちもあったんかなー。 女子高、独特の世界は嫌いではなかった。 けど、もう一度高校生なら共学だよね!と、話して...
約束は今も届かなくて 鷺沢萌さんにふれてあり、また読みたくなった。 終わりを待つ季節 女子高のなかで男役である女の子の描写がよかった。 あのころモテてた女子はこんな気持ちもあったんかなー。 女子高、独特の世界は嫌いではなかった。 けど、もう一度高校生なら共学だよね!と、話してたあのころ、、 懐かしく思う本。
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