1,800円以上の注文で送料無料

氷平線 文春文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

氷平線 文春文庫

桜木紫乃【著】

追加する に追加する

氷平線 文春文庫

定価 ¥682

¥110 定価より572円(83%)おトク

獲得ポイント1P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

6/17(月)~6/22(土)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/04/10
JAN 9784167836016

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

6/17(月)~6/22(土)

商品レビュー

3.9

64件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/03/16

北海道、雪と氷に閉ざされた薄暗い中で繰り広げられる男女のドラマを6編収録。恋愛モノと言えばそうなのだが、心ときめく話は無い。恋愛と言うより、性愛である。しかしエロくはない。純文学のような読後感。

Posted by ブクログ

2024/03/13

雪が降る様は、緩慢な時の流れを思い起こさせる。一年のうち、三分の一はそれが続く。積もれば容易く抜け出せない要塞を築き、人々を中に閉じ込める。 雪国に在って、しだいに神経が麻痺していくような感覚はわかる気がする。 極寒の気候で熱はひときわ存在感をもち、痛みは研ぎ澄まされて鋭く、悲し...

雪が降る様は、緩慢な時の流れを思い起こさせる。一年のうち、三分の一はそれが続く。積もれば容易く抜け出せない要塞を築き、人々を中に閉じ込める。 雪国に在って、しだいに神経が麻痺していくような感覚はわかる気がする。 極寒の気候で熱はひときわ存在感をもち、痛みは研ぎ澄まされて鋭く、悲しみは沁み通る。 寥々たる地を背景にすれば、生きた人間の輪郭は否が応でも太く浮き出てくる。 あらゆる要素が舞台装置として、これ以上ないほど有効に機能している。 故に、どの作品も「北海道でなくてはならない」と思わされる。もしも別の場所が舞台だったなら、まったく異なる印象をもったと思う。 全体を通して、思ったことがもう一つある。 和裁師、理容師、歯科医師…桜木さんの描く職人像がどれも好ましかった。 倦んだ空気をまとった作品群の中で、自らの職務を矜持を持ってやり遂げる人々の姿は、晴れ晴れと描かれている。

Posted by ブクログ

2024/03/05

うん、悪くない。良かった。 いつか読もうと思ってた作者であり、そのデビュー作を図書館で見かけたので借りてみました。 北の大地を舞台に、普通に生きる、普通の人々の、男女の、普通の哀しみ、営み。 そんな感じの六篇の短編集。 どうにもやるせない人間たちの姿が描かれています。 ...

うん、悪くない。良かった。 いつか読もうと思ってた作者であり、そのデビュー作を図書館で見かけたので借りてみました。 北の大地を舞台に、普通に生きる、普通の人々の、男女の、普通の哀しみ、営み。 そんな感じの六篇の短編集。 どうにもやるせない人間たちの姿が描かれています。 話はわりとふんわり終わりますね。 起承だったり、起承転だったりで、最後まで書ききらず、終わっている印象。 それが味になってるのかな? 表題作の「氷平線」だけが”結”までいってる。 全然悪くないんだけど、ずっとこのパターンの作風なんだろうか。 もっと読みたい気持ちもあり、飽きてしまいそうな気持もあり、って感じかなぁ。 伊与原新さんの「月まで三キロ」にも似てるかなーと思ったけど、向いてる方向性が真逆とまでは言わないけど、けっこうな明暗の違いがあるな。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品