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“身売り"の日本史 人身売買から年季奉公へ 歴史文化ライブラリー341
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2012/03/23 |
JAN | 9784642057417 |
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“身売り"の日本史
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“身売り"の日本史
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
日本における所謂人身売買の歴史についての考察本。 日本における「身売り」、奴隷や捕虜の売却から奉公人に至るまでの流れを考える本なんだけれど、やたらと日本にも人身売買はあったって話ばかりで、これこれだから売る人(供給)はあったんだ、一説によると膨大な数がこの時売買されたとやってる...
日本における所謂人身売買の歴史についての考察本。 日本における「身売り」、奴隷や捕虜の売却から奉公人に至るまでの流れを考える本なんだけれど、やたらと日本にも人身売買はあったって話ばかりで、これこれだから売る人(供給)はあったんだ、一説によると膨大な数がこの時売買されたとやってるが、反対側から見た話、買う人(需要)についてはからっきしでどうにも片手落ち感が半端ない内容。 江戸時代の人身売買禁止令などから日本における「身売り」の倫理観を考えるはなしは良いんだけれど、とにかく一方的な視点のみで話が綴られてて視野が狭いなーって感想。
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昔アフリカの奴隷船の、奴隷の詰め込み図を見たときに驚いたが、日本も海外に人間を売っていたし、国内でも”身売り”とか”年季奉公”という形で人間を売買していたという記述に、奴隷船は他人事ではなかったと感じ入る本。女房、子どもを売り払ってでも納税する仕組みは、最終的には為政者に都合がよ...
昔アフリカの奴隷船の、奴隷の詰め込み図を見たときに驚いたが、日本も海外に人間を売っていたし、国内でも”身売り”とか”年季奉公”という形で人間を売買していたという記述に、奴隷船は他人事ではなかったと感じ入る本。女房、子どもを売り払ってでも納税する仕組みは、最終的には為政者に都合がよかったのですね。 人権が浸透している(ことになっている)現代の働き方と、年季奉公の違い等考えるのが楽しい本でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
チェック項目3箇所。マカオに来るポルトガル人は、みな真理を忘却する、それは一つには売買の欲のためであり、二つには女奴隷の故にである、日本より戻ってきたポルトガル人らは、この女奴隷のために罪に陥るのである、ポルトガル人がたまたま種子島にやってきてから13年後、すでに多数の日本人女性をポルトガル商人らが奴隷、おそらく妾として国外に連れ出していた状況を物語っている、こうしたポルトガル商人の奴隷貿易とイエズス会のキリスト教布教とは根底のところで一蓮托生であったが、布教の障害となると認識する司祭たちもいた、 彼らの要請にもとづき、1571年3月12日、ポルトガル国王ドン・セバスチャンはポルトガル人による日本人取り引きを禁止した、ところが、ポルトガル国王の勅令はまったく効果がなく、それどころか司祭のなかには、すすんで日本人の奴隷売買許可証を発行する者さえあったという。日本には「人売り買い」禁止という法的伝統があった、少なとも、秀吉はそのことを知っていた、しかし、しかるべき手続きを経た下人や子どもの売買を容認してきた日本社会のルールと、その「人売り買い」禁止令との間の矛盾をポルトガル人は見抜いていた、秀吉は人身売買禁止令など出していないのである、結局のところ、その後、宣教師の国外追放も徹底されることもなく、はたまた宣教師がポルトガル商人の日本人買い取りを禁止することもなく、むしろ黙認・承認されつづけることになる。
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